このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
アジアとの和解のために!証言を聞き、考え、行動しましょう! |
アジアフォーラム横浜・証言集会2009 案内
□マレーシアから来日、王家昆さんの証言を聞く□
私は11歳の時日本軍の蛮行を見た!
追悼碑が新たに次々と発見された
ペラ州(初めて!)からの証言
1931(昭和6)年以来中国侵略を本格化した日本は、資源獲得と、東南アジア華僑による中国援助を断つため、東南アジア侵略を行いました。 これが1941(昭和16)年12月8日に始まったアジア・太平洋戦争です。 真珠湾攻撃より約1時間早く行われたマレー半島上陸作戦から始まったことは、この戦争の本質を示す出来事です。 日本軍はシンガポールを陥落後、北上して「敵性華僑狩り」を行いました。それは抗日運動が盛んだったペラ州にまで及びました。
王家昆さん(78歳・写真・当時11歳)は、「その時」(ぺラ州での虐殺事件)の犠牲者の叫びを聞きました。今もはっきりと覚えていると、当時の様子を語って下さいました。戦後は追悼の行事を欠かされません。マレーシアでもこれまで明らかでなかったぺラ州での日本軍の加害が、あきらかになってきました。
高嶋伸欣先生は、地元で地道に調査活動をされてこられた方と出会い、新しい事実を確認され、加害の全容に迫られ、アジア太平洋戦争について新たな視点で語られます。皆さんの参加をお待ちします。
開催日決定! 12月 (横浜駅西口5分)資料代1000円・学生無料 |
○呼びかけ人〜高嶋伸欣・石田甚太郎・林博史・西野瑠美子・信太正道
俵義文・松村高夫・前田朗・高良真木・きくちゆみ(敬称略・順不同)
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毎年12月8日前後に証言集会を開催しています!
● アジア・フォーラム横浜 ●
忘れてはいけない! 日本軍によるアジアの戦争被害!
アジア・太平洋戦争で日本国民が受けた被害を忘れないことは、大切なことです。しかし、忘れられがちなアジアの被害も決して忘れてはならないと思います。アジア・太平洋戦争の事実を明らかにし、しっかりと受け止め、反省しなければ本当の平和は築けないと思うからです。
私たちはアジア・太平洋戦争開戦の日である12月8日にこだわり、毎年この日前後に、横浜で東南アジアから証言者を招き、証言集会を行っています。過去を知ることは現在・未来を考えることです。
アジア・フォーラム横浜の証言集会は今年で16回目となります。
時は待ってくれません!
証言者の高齢化が進む中、貴重な証言を聞きませんか?
体験者の生の声は何より貴重です。しかし、直接お話を伺える機会は確実に少なくなっています。戦争体験者のご高齢化が進んでいます。聞きたくともお聞きできなくなるという、まさに、時との争いです。この機会に、ぜひ多くの方にお聞きいただきたいと心から願います。
ペラ州で追悼碑が新たに見つかった!
マレーシアの有名なお土産に、ピューターがあります。銀色の美しい輝きをもつ
ピューターは、「銀」のようにも見えますが、実は「錫」製品。昔のマレー人も
この「錫」を「銀」と見間違えのか、この地をマレー語で「Perak」=「銀」と
名づけました。この地の錫に目をつけたのがイギリスです。マレー半島で
ペラ州が最初に鉄道が開通したのは
錫の輸送のためでした。
ペラ州の山間部は大変複雑な地形で、抗日活動を展開するには都合がよく、マレー半島の中でも抗日運動の拠点の
ひとつであったことが、追悼碑の多さからもわかってきました。
イギリスが指導した抗日組織の一つ「136部隊」のリーダーで、現在も抗日英雄として、マレーシア、シンガポールで有名な林謀盛は、このイポーで活動中に捕らえられ、死亡しました。
イポー市内には「林謀盛通り」があります。
ペラ州では、1980年代に三菱化成とマレーシアの合弁会社「ARE」が廃棄した放射性物質(トリウム)が現地住民に被害を及ぼす事件が起きました。現代の侵略と言われました。肥料と騙されてトリウムを渡され、子供も含む悲惨な被害に怒った住民の村を挙げての闘争は、勝利につながりました。
ペラ州はこのように先進工業国の下部構造に組み込まれてきた地域ですが、抗日運動の拠点となったり、裁判闘争を根強く進めるなど、普段は穏やかな人々から多くを学ぶことができます。
▼スタッフ募集中です▼ アジア・フォーラム横浜は、多くの方々の協力を得て、アジア・太平洋戦争・12月8日にこだわって証言集会を開催してきました。夏のスタディ・ツアーや学習会も行っています。関心のある方はぜひ一度遊びにいらしてください。証言集会のスタッフも募集しています。ご連絡をお待ちしています(090-9346-5884 吉池) また、ご賛同いただけるようでしたらご協力をお願いできればありがたいです。 (郵便振替 口座番号 00240-3-61893 名称 アジア・フォーラム横浜) |
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