|  昼には名古屋へ着いていたいので、横浜5:47発の静岡行に乗車することにした。 
しかし、この電車、373系による9連で、この時期は青春18切符の利用者で混んでいる。 
東京を出たこの電車は川崎で席が埋まってしまうので、横浜から乗車したのではまず座れない。 
 
そこで1本前の電車で国府津まで行って、そこから乗ることにした。 
乗車したら手前の駅で多少下車したのか、案の定、席にありついた。 
車内を見ていたらこの電車、熱海で結構空席ができる。 
 
電車は7:54、吉原まで来た。 
岳南の電車が停まっていたが、引込み線にはまだ電気機関車は来ていなかった。 
雲が厚い。この先大丈夫だろうか? |  
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 |  延々続くトラス橋を眺める。 
でもこの電車、前方の展望がイマイチである。 |  
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 |  静岡、浜松と乗り継いでようやく豊橋10:37着。 
乗り換え時に橋上コンコースで名物「稲荷寿し」を買う。480円也。 
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 |  今まで豊橋で買う機会がなかった稲荷寿司を携え10:49発の電車に乗り込む。 
運よく電車はクロスシート。 
誰の目も遠慮することなく広げることができる。 
甘いたれが油揚げに染み込んでいる。 
4時に自宅でパンを口にしただけなので7つを一気に平らげる。 |  
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 |  尾張一宮11:57着。名鉄に乗り換える。 
スカーレットの電車を眺め、ようやく来たなと実感する。 
島氏永12:13着。 
若干雲が多いが、大変な日差しと暑さだ。 
早速線路に沿って歩く。 |  
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 |  例によってデジタルと中判モノクロで交互に撮影する。 
まずは1809の2連。 |  
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 |  1014他6連。 
両端ハイデッカーの4連の頃が懐かしい。 |  
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 |  2209他6連。 
 
後から後から電車が来る。 
前パンの1700系が来るまでここに居たい。 
でも、予定していた電車で近鉄へ移らねば・・・。 
そう思って駅近くまで来たら踏切が鳴って、1700系が来た! 
しかし・・・直前に曇ってしまい撮影断念。 
 
14:00の電車に乗車し、国府宮乗換えで名古屋着14:16。 |  
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 |  近鉄の改札へ行き、14:32発の普通電車へと向かう。 
ふと特急のホームを見れば、おっ!12200系だ! 
近くまで行ってみると、混じりっ気なしのオール12200系の編成だ。 
しかし、僕の乗る2分前に難波へ向けて発車してしまう。 |  
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 |  烏森14:37着。 
あとは夕方までここで撮影することにした。 
最初のうちは上空を雲が覆う。しかも雲の動きが遅く、埒が明かない。 
やがて日が差し始めてきた。 
 
21020系アーバンライナー・ネクスト。 
僕はこの電車、先頭の黒い塗り分け線が湾曲しているのが好みでない。 |  
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 |  蜂顔の前パン、22600系Aceも来る。 
後ろに12200系が4輛。思わず12200を前にして!と言いたくなる。 |  
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 |  5812を先頭にした急行鳥羽行。 
この間もデジタルと中判モノクロで交互に撮る。 |  
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 |  1810系の2連。 
この電車1967年から作られ、2002年から廃車が始まっているようだ。 |  
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 |  21000系アーバンライナー・プラス。 
僕はプラスされる前の原形を撮っていない。 
この電車は登場時から大好きなデザインである。 |  
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 |  22000系Ace。 
1992年の登場だから登場後19年(2011年現在)か・・・僕にとっての位置付けはまだ新車である。 
22600系に比べればおとなしい表情だ。 |  
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 |  2000系。 
1979年に10100系ビスタカーの台車、電動機を流用して作られた形式だという。 
日が傾き台車にも光が回ってきた。 
しかし・・・12200系はもう来ないのだろうか? 
左からは側壁の、手前からはホーム上屋の影がジワジワと伸びてゆく・・・。 |  
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 |  来た! 
待望の12200系、しかもオール12200系である! 
これが撮りたかった!大満足! |  
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 |  最後にもう1本。 
前パン2803を先頭にした3連。 
2800系は1972年から冷房付で登場した電車だそうだ。 
この他、やはり前パンの1000系も来たが、そちらは中判で撮影した。 
 
今日はこれで引き上げるとする。 
17:35の電車で名古屋へ出て、中央西線に乗り、千種に着いたのは18:04。 
思えば豊橋のお稲荷さん以来何も食べていない。 |  
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 |  千種駅に着いた。 
夕飯前に小腹を満たそうと、名古屋のご当地グルメ「あんかけスパゲティ」を食べてみた。 
軽く炒めた太目のパスタが、とろみがかって酸味の効いたトマト味の「あん」に囲まれている。 
汗をかいた体に心地よい美味しさ。 
スープ付で700円也。 
お勧めの一品である。 
 
店を出て1kmくらい離れた某大手スーパーで 
名古屋のカレー「オリエンタルカレー」、名古屋のお菓子「しるこサンド」を買い込み、 
更に2kmほど離れたホテルへ歩く。 
ホテルチェックイン20時。 |  
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 |  ホテルで一休みしてから夕食をとるため栄の街を歩く。 
2kmくらい歩いただろうか、名古屋の某ご当地グルメの店を訪ねたが、タッチの差でのれんを下げたところだった。 
仕方ないので、ホテルへの道のりにあった定食屋で軽く済ませた。 
それにしても名古屋の夜は暑かった。 |  
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 |  6時起床。 
シャワーを浴び、7時からのホテルの朝食はいつものとおり一番乗り。 
時間があれば名古屋名物のモーニングセットを喫茶店で楽しみたかった。 
特に気になっていたのは小倉サンドだ。 
しかし、喫茶店は大抵8時からで行動開始に支障するので今回は見送り。 
 
2日目の予定は未確定であった。 
鉄道撮影であれば養老鉄道、或いは名鉄の犬山方面を候補にしていた。 
しかし天気予報を見たら岐阜方面は曇天のようだ。晴れが期待できそうなのは三重県方面である。 
三重県方面としては鉄道ではないが、旧東海道の宿場町、関も候補にしていた。 
以前NHKのテレビ番組でこの町並みが放映され、いつか訪問したいと思っていた。 
という訳で、行き先を養老鉄道か関宿に絞った。 
あとは電車の中で空模様をみて決めようと思った。 
 
千種駅を7:49に出て名古屋駅へ。名古屋からは8:13発亀山行に乗車した。 
永和で6分停車して交換待ち。 
上り電車に続いて快速みえがやって来た。 |  
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 |  関西本線で木曽川を渡る。 
名古屋周辺は川の多いところだと実感する。 
岐阜方面は雲が掛かっている。 
養老鉄道に乗れば、あの雲の下へ行くのか・・・そう思った。 
電車が桑名に入ってゆく。 
決断の時である。 
 
結局下車せず亀山へ向かった。 |  
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 |  四日市を抜けて線路は西へ。 
沿線には緑が多くなる。 
もうすぐ亀山である。 |  
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 |  亀山駅1番線9:34着。 
次に乗る関西本線は3番線である。戦前、伊勢参りの客を捌いた広いホームである。 
このホームに降り立ったのは1978年8月以来である。 
33年前の夜、僕はこの左端に立って
DF50の重連をバルブ撮影
をしたのである。 
 
左の気動車で関西本線の次の駅、関まで向かう。 |  
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 |  JR西日本のキハ120。 
軽快気動車に毛が生えた程度と思ったら大変な俊足でビックリした。 
関西本線で昔乗ったキハ35系は実に緩慢に走っていたものである。 |  
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 |  亀山9:51発、関10:01着。 
心配不要の好い天気である。 
乗ってきた気動車を見送る。 |  
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 |  関宿の建築をイメージした新しい建物。 
内部は駅というより観光案内所。 
観光客に対する街の意気込みが感じられる。 |  
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 |  旧東海道53次の47番目の宿場街、関。 
1.8kmに及ぶ家並みの中心、中町の風景。 
日曜日であるが、人通りはこのとおりで、ゆったりと散策する。 
関宿について
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 |  暑さを忘れて古い町並みを楽しんだ。 
画像では解りにくいが、所々に商店があり、 
素朴な原茶をひと包買った。 |  
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 |  亀山11:36着。時間があるので改札を抜けた。 
外は焼けるような日差しだ。 
この駅前に立ったのも33年振りである。 
写っていないが、左側に当時泊まった駅前旅館が残っていた。 
ただし2階の窓は開け放たれ、天井板はなく梁がむき出しになっていた。 
駅前広場に面した大衆食堂にご当地グルメの「味噌焼きうどん」の幟が立っていたが空席がなく、諦めた。 
画面奥の広場の端に立っていたら建物を縫って実に爽やかな風が吹いていた。 
名古屋行快速12:23発に乗車する。 |  
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 |  名古屋13:28着。 
今回はまだ「きしめん」を食べていないのでホームの店へ入る。 
削り節がふわふわと生きているようだ。 
かき揚げは海老が沢山。立ち食いでも500円払う価値がある。 
 
名古屋にあと1、2時間滞留してもよいのだが、僕同様、18切符の利用者で電車が混むのも嫌なので、 
13:47発の東海道本線に乗車。 
豊橋、静岡、熱海で乗り換え、都内の自宅には20時過ぎに到着した。 
 
 
おわり 
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