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七色とうがらし通信 vol.21 11.4.30 発行 吉川 厚 <シリーズわたしはたびびと>京都に花見にいってきました。 昨秋、京都の美山ハイマートユースホステル(以下YHといいます)で泊まり合わせたMさんから、e−mailが届きました。「来週、京都にゆきます?」 京都に着くと、中央郵便局前に、Tさんとその友達のUさんが待っていました。まずは、買い出しです。わたしは、1月にもボタン鍋を食べにYHに来ているのですが、そのとき、「美山町にはケーキ屋がない」という、YHの奥さんのMちゃんの嘆きを聞いていました。美山町は、福井との県境にある、京都ではいちばん広い町です。デパートで芦屋の有名なお店のケーキと丹波ワインを買い込みました。それから、Mさんのリクエストで、漬け物屋の近為(きんため)によりました。京都駅などでは買えない老舗で、柚こぼしという大根の漬け物が売り物だそうです。まあ、漬け物だろうと試食をしてみると、これがうまい。ほとんど全種類いただきました。特に筍は絶品です。予約すれば、この漬け物で、ぶぶ漬け(京のお茶漬け)を食べさせてくれるそうです。 レンタカーで京の街を走ります。目指すのは、仁和寺の近くにある原谷苑。お茶漬けがでてきたからといって、永谷園ではありません。「はらだにえん」です。入園料が1500円(土日料金)と聞いて尻込みしましたが、えいっと、清水の舞台から飛び降りました。 サンドイッチ 原谷苑を後にして、都から遠く離れた常照皇寺に向かいました。ここのしだれ桜も有名なのだそうです。山門の下にもしだれ桜がありましたが、これではないようです。受付で志し(300円〜 今夜の宿も、美山ハイマートYHです。美山町は、茅葺きの里で、YHも茅葺きの民家を移築したものです。江戸時代の建物らしい(不確かな記憶)のですが、改築してあり、なかはきれいで快適です。ペアレントのAさんも奥さんのMちゃんもあたたかくとっても元気に迎えてくれます。このYHはとにかく行事が多く、土日によれば、なにかしらやっています。 翌日は、あいにくの雨の日曜日でした。こうなったら食い気です。若狭湾のすしを食べにゆくことにしました。美山から小浜まで車で1時間。昼には早いので、箸屋さんにゆきました。ここでは、5層からなる若狭塗りの箸をグラインダーで削って、お気に入りの模様をだすことができます。しかも無料です。おそるおそる削ると、赤や黄色の年輪模様が浮き上がってきました。力を入れすぎて、木の肌がみえてしまってはいけません。でもだいじょうぶ。100円で再チャレンジできます。この箸屋さんでは、ありとあらゆる箸がそろいますが、なぜか社長の詩集も売っていました。 |
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