このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

秘境の長大ローカル線飯田線とさよなら碓氷峠(旅行記)

〜出発〜

 7:02分。列車は定刻に発車した。221系の米原行きである。車内は割合混んでいたので、「かぶりつき」を行なった。そして米原に到着し、117系の快速に乗りかえる。途中で23回ハプニングがあったが、一行は、無事豊橋へ到着したのである。これより、1日目のの「転」が始まる・・。

〜飯田線旅情編〜

 119系の4両編成が入線してきた。我先にと乗り込んだのはいいが、乗った車両は3両目。後ろ2両は中部天竜で切り離しとのこと。急いで2両目へ行ったが、車内はすいており、ワンボツクス〔声K・Tさん〕をゆうに占領できた。10:41分。列車は豊橋を発車した。2駅を通過して下地に停車。ここまでで豊橋より22キロ、5分である。チンタラチンタラチンタラチンタラ動いてはとまり動いてはとまりしているうちに、車掌かきた。皆、オレンジカードを買う。筆者は特急伊那路シリーズ①②と飯田線機関車シリーズ⑩を買った。あと、⑧と⑫が揃えば、このシリーズはすべて買ったことになる。そうこうしているうちに中部天竜に到着、後ろ2両を切り離す。JR東海自慢の佐久間レールパークが見える。キハ11〔国鉄型〕やED62型、111系といったものが見られた。懐かしさと感動がこみあがってきた〔?〕。そして水窪にはED18型のひくトロッコファミリー号と出会った。急いで写真をとり、119系へ戻ると、すぐにドアが閉まり、発車した。天竜川を横手に見つつ、平岡に到着。「ふれあいタウン」と書かれた165系の電車レストランがあった。更にチンタラ進み、天竜川の景色を見ていると、いつのまにか眠ってしまった。  ・・寝ていたのか、このへんの記憶がない。駅弁を買いに走ったり、特急伊那路2号を撮ったりしたような気もするが、旅行記は、伊那北駅まで通過する・・。

 伊那北の待合室には、0系のシートがあった。50yenGetした人もいたようだが、筆者は「高速ドーナツ」を買うた〔ココではないかもしれないが・・〕。飯田線もあと30分ちょいとなったが、チンタラ停車は変わらない。伊那松島には、ED62があるかと期待したが、119系と115系しかなかった。いいだせんもつまらなくなったなと思っているうちに、飯田線の終点、辰野に着いた。5時間半の汽車旅に幕がおりたのである。岡谷に到着し、5分遅れの169系に乗って、松本に着いた。そして篠ノ井線に乗る。篠ノ井線には、やたらスイッチバックが多い。姨捨駅もその一つで、ここで快速列車と交換した。こうして、ながめのいい路線を通って、一行は長野の地を踏んだ。ちなみに、乗ってきた車両は、信州色の115系であった。

〜快速「あさま」とムーンライトえちご〜

 長野でざるそばを食べ、お土産を買い、19:56分発の快速“あさま29号”に乗った。特急型車両の189系だけあって、のり心地は抜群にいい。妙高高原では、1128日になくなる急行「赤倉4号」とすれちがった。原色の165系であった。そして鉄道唱歌のオルゴールが流れ、あさまは直江津に着いた。そして、113系を二度乗りついで新津へ着くと、すでにムーンライトえちごが待っていた。急行赤倉も留置されていた。車内へ入ると、グリーン車用のDXなシートが並んでいたので、ぐっすりと寝られた。赤羽の手前で起こされると、もう第2日目に入っていた。

E2とロクサン〜

 赤羽から209系で上野へ、そこからオールロングシートの113系で高崎へ着いた。高崎の手前では、たくさんの保存車両を見ることができた。更に119系に乗り換え、横川に着いた。ここから軽井沢までが、今度廃止される「横軽」である。横川ではEF6317EF6311を連結して、667‰の急勾配に備える。7:48分、列車は定刻に発車した。右手に旧丸山信号所が見えると、勾配は48‰になる。そして、いくつかトンネルをぬけると、左手に「眼鏡橋」が見えた。急いでカメラをむけたのだが、うまく写っているだろうか?そしてまたトンネルをくぐった。このあたりが667‰なのだろう。更に行くと、別の眼鏡橋が見られた。更にトンネルをぬけると、急に開けてきて、軽井沢に着いた。気のせいかもしれないが、列車が傾いているのを体で実感できたような気がする。トンネルが多かったけれど、眺めがかなりよかった。乗客が少ないのが気になったが、無事にヨコカルを「押さえる」ことができた。さて、軽井沢に着いて、KIOSKで「峠の釜めし」を予約し、駅前の駐車場へ行った。少し待つと、特急「あさま」がきた。その後、目の前に「ロクサン」の1117がとまった。 新幹線の線路はもうできていて、見ているとE2系が走り去った。「ロクサンを入れて撮ると絵になったのに。」悔しかったがしかたがない。次に通るのをまとうと思っていると、軽井沢駅にE2がとまっているではないか。急いでカメラをセットし、ちゃんと「新たなスターのE2をさびしそうに見上げるEF63」という題の〔?〕を撮ることに成功した。撮影を終えて、駅へ戻り、釜めしを買って普通列車に乗りこんだ。電車の中で、釜めしを開けた。ゴボウ、しょうが、タケノコ、かしわ、栗などが炊き込みご飯の上にのっているというもので、香の物として、わさび漬けなども添えてあった。味もよく、釜も記念になるし、実によかった。列車は篠ノ井で特急「白山」に抜かされた。この「白山」も、今度のダイヤ改正で不定期列車に格下げされるそうだ。また、篠ノ井ではED62を数両見ることができた。そして、電車は長野に到着した。

〜帰京〜

 11:36分発の快速「みすず」に乗車した。169系改座車がくると思っていたが、きたのはJR東海の113系だった。列車は姨捨のスイッチバックも通らずに、高速で塩尻に着いた。そこから、中央西線の165系に乗る。車内はこんでいたが、なんとか座れた。車内は、青色のボックスシートで、白いシートカバーもついていて、さながら国鉄時代にいるようであった。やはり、165系はJR東海に限る。上松や南木曽で長時間停車したり、寝覚めの床を見たりして、我らが165系は中津川に到着した。そして211系に乗り換え、多治見で特急「しなの16号〔381系〕」を待避して、名古屋についた。普通なら、東海道本線で帰るのだろうが、我々は関西本線まわりで京都に帰った。物好きだなと思われるかもしれないが、このルートでもいろいろな発見があるのだ。こうして、一行は二日間の長旅を終え、帰途についたのである。

THE END

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