このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 


 第2日目 

めざせ! シチリアがわたしらを待ってる……かな?

MILANO発 Linate空港 SICILIAへ SICILIA到着
ト゛ライフ゛開始 AGRIGENTO 本日のお宿


* MILANOの朝はオレンジー!! *

今日は国内便でミラノから一気にシチリアへ飛ぶ予定。
AM5:40発のバスに乗ろうと夜明け前に張り切って(どうして旅行だとちゃんと起きられるんだろ?)ホテルを出た。

 

バス乗り場にはすでに5,6人の人々がうろうろ。

早朝はチケット売り場が開いていないのでバスの運転手さんから直接チケットを購入することにする。

 

けっこういろんな行き先のバスがくるので、間違えないようにきょろきょろしちゃったよ。

ちなみにLinate空港までは4,500リラ。安いね。


*Linate空港に着いた *

バスを降りてすぐの入り口を入ったところのカウンターをみていたら日本人の女の子がうじゃうじゃ。

「手続きカウンターってここいらなのかな?」って思っていっしょになって並んでたら、係りの人に「ここは国際線だよ」といわれてしまった。(やっぱ適当はいかん…汗)

 

あわてて国内線のカウンターを探す私たち。

(ちなみにインフォできいてもよくわかんない答だった…って、そりゃわたしたちの語学力が問題なんだっつうの)

 

なんだかんだで、うろうろしてたら右手に〝DOMESTICO〟の文字が!!

「あっちだよ。きっと」

「だってDOMESTICOっていうのが国内線って意味じゃない?」

「あ、ほんとだ。辞書に書いてある」

ふぅ〜、やれやれ。無事見つかってよかったよぉ。

なんとか到達した国内線カウンターで

「カターニアまで行きたいの。おじさんチケットよろしくねっ」

という気持ちを込めて、カウンターのおじさんに航空券を発券依頼。

 

よしっこれでなんとか飛行機にも乗れそうだぞっ!

 

そして間違いなく乗りそびれのない搭乗口前のソファーに陣取り、

搭乗口をじっと見張る(これなら完璧さっ)

と、そこにとつぜんなにやら放送が…

「@*=##$%@@*…」

 

おや?

周りに座ってた人たちがぞろぞろうごきはじめた。

な、なんだ?

なにが起きたんだ?

「ねえ、もしかして搭乗口変更じゃない?」

するどいっ!

そこでさっきその辺を探検したときにチェックしておいた搭乗情報がでてくるモニターを確認。

「ほんとだ。なんかさっきとちがう番号のとこになってる」

「とりあえずあの人たちについてってみようよ」

そして私たちは何も考えずにあひるの子のように彼らにくっついていったのだった…

(でもちゃんとただしい搭乗口にたどり着けた)


* いよいよ SICILIAへ *

「さあ、一気にシチリアへ行くぞ!」

と、心ははやるが飛行機が飛ばない。

 

定刻30分過ぎ…

40分過ぎ…

1時間過ぎ… まだ、飛ばない。

 

おなか空いた。そうだよ。まだ朝ご飯も食べてなかったんじゃーん。

あ、のり持って来てたんだ。

 

     1時間30分過ぎ…

     いきなり飴が配られる。
     あいかわらず飛ぶ気配はなし。

 

時間過ぎ…

2時間30分過ぎ…

3時間過ぎ…

3時間30分過ぎ…

 

おっ! どうやら出発しそうだぞっ

 

おおおお! やっと出発だ!!


 

(それにしても、あんなに朝早く起きたのは何のためだったんだ〜)


* シチリア到着! *

雑然としているけれど、シンプルなつくりで分かりやすいCatania空港

荷物を受け取り、一歩外に出るとレンタカー屋がずらり並んでいる。

 

Hertz、AVISをはじめとしてなんだかよくわかんないとこまでうじゃうじゃ。

いろいろ心配して日本でしっかり予約していったけど、どうやらこれなら当日いきなりでも大丈夫だったみたい。

必死になって片言の英語を酷使し、手続き開始。

 

そして…ついにレンタカーGET!

 

〝コンパクトサイズ〟を予約していたのに与えられた車は何とOPEL ASTRA ワゴン!!

「ほんとにこんなにいい車でいいの?」

「あれ?この車バックギアに入んないよ〜」

「え!? どういうこと! も、もしかして私たち、このまま駐車場から出られないの〜?」

「たすけてぇ〜! ちょっとそこのおねーさーっん!」

国産車しか運転したことのない私たちはしらなかった。

外車のバックギアはボタンを押さねばいれられないことを…。

 

車にのったまま呆然としている私たちを助けてくれたのはたまたまとおりかかったうつくしいおねえさん。

無事出発できたのもおねーさんのおかげです! ありがとうっ!


* 車は走るよ SICILIAを *

噂どおりかっとんでるイタリアーノの運転。(一般道でも平気で 120k/h くらい出してる)

でも、追い抜かされるルールさえ心得ていれば恐いものなし。(それくらい彼らは運転が上手なのだ)

 

しばらく走ったところで、サービスエリアを発見。

興味半分に入ってみる。

                            

                                           

 

 

 

SICILIAのサービスエリアは日本とあまり変わらない。

売ってるのはお菓子・おもちゃ・雑誌など…。ちょうどバレンタインだったせいかチョコの山ができてた。

 

なかなか愛想のいいサービスエリアのお兄さんがつくってくれたパニーニは安くってとってもおいしいっ!

やっぱりSICILIAはあったかいねっ

ぽかぽか陽気が気持ちいい〜!!!

う〜んっ、なかなか出足好調じゃな〜っい!

 

…とおもっていたら

このサービスエリアでペンを落としてしまった!

気づいてあわててUターン。

そう、SICILIAの高速道路は一部の有料部分を除いて無料なので、UターンOKなのです。(それじゃ、高速道路って気分がしない…それって日本人の感覚?)

 

ちなみにペンはしっかり落ちてました。


* AGRIGENTOをめざせ *

本日の宿泊地 AGRIGENTOをめざして走り出した私たち。

 

途中通ったENNAの町はちょっと裏に入るとそりゃもう信じられないくらい細いくねくねとした一方通行だらけ。

気がつくと、「ここはどこ?」「わたしはだれ?」状態になってしまう。

 

町を走りぬけ、広々とした田舎道を走っているときにで見かけた2両編成の列車。

やたら走りがかっとんでる!!

 

「追いついて横からみた〜い!」

 

と、勢い込んで追いかけたけどついに追いつけなかった......。

恐るべし、シチリアの列車。

 

そしてついにAGRIGENTO到着!

島とは思えないほど広々とした丘陵地(なんだか勝沼を思い出した)。
一面見渡せる丘陵地帯に、点々と建つ古代建築が不思議な趣を漂わせている。

 

 ←Tempio di Ercole (エコーレ神殿)

紀元前520年に建てられたアグリジェント最古の初期ドーリア式神殿。

 

     

 

 

 

 

                 Tempio di Concordia (コンコルテ゛ィア神殿)→

紀元前450〜440年に建てられたシチリア最大のドーリア式神殿。ギリシャ神殿としてはアテネのパルテノン神殿に次いで完全なもの。

 

ちょうど今、2月の第1日曜日はアーモンドの花祭りが行なわれるのだそう。
フランスのからも民族衣装の参加者が来ていて、どうやらかなり盛況そう。

でも、道路の規制はかなり厳しいし、今夜泊まるホテルは駅からかなり遠いからのぞきにくるのはちょっと厳しいかなあ。

 

ちなみに、エコーレ神殿前の広場には駐車場があって、神殿を見て回るのにとっても便利。

ただしこの駐車場、お祭り中は閉鎖してしまうとのことなので要注意。


*HOTEL KAOSとその周辺 *

今夜のお宿、HOTEL KAOSは、海沿いの★★★★ホテル(なんて贅沢なっ!)
 

  入り口なんかはけっこう豪華で〝わたしらみたいな貧乏人はくるとこじゃない〟って雰囲気。

  とはいえ、部屋はロビーから想像したほどではなかった。
  (と、いっても天井は高いし、広いです。でも4ツ星といわれるとつい期待しちゃうじゃ〜ん)

 

  ちなみに高級ホテル感をもっとも感じさせたのが、水っ。

  ノンガスタイプの〝NATURAL〟は、町では 1リットル80円くらいだけど、ホテルではなんとその3倍!

 

この時期はまったく不必要な広いプールを備えた高級リゾートホテルのせいか、近くに気軽に入れそうな(つまり〝安そう〟な)レストランがない!

ホテル内のレストランなんて高そうだし…。

さて、夕食はどうする?

 

と、いうわけで車でうろうろレストラン探し…。

そしてやっとみつけた「Pizzeria & Ristorante」の看板!

 

ドキドキしながら恐る恐る中に入ってみる。

入り口横の冷蔵ケースには新鮮な魚介類がずらり。

「これ選んで、食べるのかなあ?」

イヤでも期待が高まるぞ!

 

伊&仏メニューしかないっ!!

英語もほとんど通じない!!

 

でも地元の人で大にぎわいで雰囲気はGOOD!
さっそく注文を…と思ったけれど、メニューがさっぱり分からない(涙)

 

結局レストランの人に勧められるがままに、いろいろオーダーしてしまった。

最初に出てきたのは、トマトソースベースの魚介のリゾット。
「おいしーい!」

おなかが空いていたこともあり、3人で一気に間食。

「次はどんなのが出てくるんだろうね〜♪」

楽しみに待っていたら、次に出てきたのはトマトソースの魚介のパスタ。

「おいしい…けど、さっきと味がいっしょだ…(´・ω・`)  」

 

結局、そのあとのメインのお魚のグリルもよく似た味わい。

おいしかったけど、 でも正直もっと違う味が食べたかったよぉ!!!

今度はしっかりガイドブックの「イタリア語の料理解説」ページを見てからオーダーしようと決意したのでした。

 

ちなみに、落ち着いてよく見たら回りの人はみんな Pizza1枚(丸ごと!)とコーラ(大瓶!)くらいのオーダーしかしていなかった。

もしかして、ピザが自慢の店だった???

       ←ドキドキの前の日に戻る    ノリノリの次の日へゆく→
 

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください