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鉄道省デハ43200型3等電動制御車
鉄道省東海道本線の小田原電化に際し、東京〜小田原間の区間列車を電車化する目的で製造されたデハ43200型3等電動制御車です。車体長53’3 3/8”(16240mm)、車体幅8’10 5/16”(2700.3375mm)の木造車で、正面貫通路、貫通幌付き、室内は扉間にシートピッチ5’10”(1778mm)の固定クロスシートを8席設置しています。戸袋部及び車端部はロングシートが設置されています。運転台は片側のみ、半室運転台となっています。中距離電車として東海道線東京口の近代化に貢献しました。直央図面寸法は製造当時のフィート、インチで表示しています。
実車は小田原電化に際し、中距離電車として使用する目的で製造されましたが、製造1年後に運悪く関東大震災に遭遇し、復興のために3扉化ロングシート化され、デハ63100型となって京浜線に充当され、2扉クロスシート車としての活躍の機会はありません。なお、同系のサロ43100型は2扉クロスシートの2等車として原設計のまま京浜線で使用され、後にサロ18型に型式変更されました。
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