このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
鉄道省デハ64100型3等電動制御車
鉄道省デハ64100型3等電動制御車です。東京〜小田原間に投入されたデハ43200型は評判が良く増備の要望があったため、当時客車でも20m化が進めら得れていたこともあって、デハ43200型の後継車も20m車として製造されました。当時の製造技術では2軸台車で20m車の重量を支えることが出来なかったので、3軸台車で製造されました。電動車の台車は3軸ともに電動機が搭載されたために、偏軸構造になっています。電動車の台枠は重量軽減のためにトラス棒付きですが、付随車の台枠は魚腹型台枠となっています。室内は扉間に戸袋部分を除きシートピッチ5’10”(1778mm)の固定クロスシート、車端部はロングシートとなっています。正面貫通路、貫通幌付きで、運転室は全室式です。6個モーターの高出力で、当時としては高速の95Km運転で、電化された熱海線の熱海まで運転が延長され、観光客に利用されました。鉄道省においては実際には木造20m車両は製造されたことはありませんが、もし登場していればきっと評判になっていたことでしょう。
鉄道省デハ64100型PDF図面 A4 1/120
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |