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阪神電気鉄道851型電動制御車
阪神電鉄が大阪市電を介して京都乗り入れ用に製造した851型電動制御車です。相互乗り入れに際し、小型車主体であった阪神、京阪共に私鉄車両限界に拡幅し大型車両の入線が可能となりました。851型は車体幅2700mm、車体長18000mmの共通規格で、阪神電鉄最初の大型車両として製造されました。室内は京阪と同じ転換クロスシートですが、扉の位置は左右非対称で、両運転台となりました。通常は2両連結で運転されましたが、乗客増加に伴い4両連結でも運用されました。その後、神戸市電を介して山陽電鉄にも乗り入れ京都〜大阪〜神戸〜姫路の一大インタアバンの一画として活躍しました。
実車は1936年に製造された、車体幅2286mm、車体長14000mmの小型車です。車内はロングシートで、貫通路は折り戸式で、喫茶店の愛称で親しまれました。戦後も阪神の主力として活躍しましたが、大型車の投入に伴い、同系車を含め1967年までに廃車されました。
阪神851型PDF図面 A4 1/120
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