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北勢鉄道蒸気機関車1形及びディーゼル機関車D101形
北総鉄道1形蒸気機関車です。近畿日本鉄道北勢線は2002年廃止届を提出、これに対し、路線継続を望む沿線住民に応え、蒸気機関車の運転に伴う観光鉄道化が計画され、新たに北勢鉄道が設立されました。設立に際し、電車運転から蒸気機関車化を行い、観光客の誘致をはかることとし、蒸気機関車8両、客車50両を新製し、架線撤去を行い蒸気機関車景観の充実を図ることとしました。 新製する1形蒸気機関車は、旧国鉄7100型をプロトタイプにしたアメリカンスタイルとして、車体寸法はほぼ同一で、車体はステンレス車体で8両新製されました。使用蒸気は400℃12kg過熱蒸気で、燃料は灯油を使用2本のバーナーで蒸気を抽出しています。炭水車には灯油燃料と水が積載され、最後部にはJRのDMF13HZ-GとDG17のJR客車用のディーゼル発電機が搭載されています。この発電機で、客車5両分の電源をまかなっています。蒸気機関車1形には徳川歴代将軍名(家康、家光、家綱、、家重、家治、家斉、家慶、家茂)が命名されています。また、西桑名、阿下喜、及び北大社車両基地には緊急用のD101形ディーゼル機関車を3両新製し、それぞれに配置、入替または方向転換のため使用されます。D101形はL形車体で、1形SLと同じくディーゼル発電機が装備され、蒸気機関車故障時に救援用として使用されます。主機関はJR気動車で主要されているDMF-13HZAを改造チューンアップして550PSとした機関を2基、中央部にDMF−13HZ−G発電機を1基搭載しています。台車はJR気動車廃車転用のDT22を特殊狭軌化改造したDT22Nを使用しています。列車はホハ1型2等客車,ホハフ1型2等緩急客車、ホテン1型2等展望車の3形式が新製され、ホハフ+ホハ+ホハ+ホハフ+ホテンの5両編成を組みホテンは北勢桑名と阿下喜で転向し、常に最後尾に連結することとしています。客室内はシートピッチ900mmの2+1の転換クロスシートになっています。 ただし通勤客の便を維持するため、モ270型(モ270,ク170)8両の電装を解除、客車化しホハ170型2等客車、ホハフ270型2等緩急客車の2形式で4両編成を2編成組成し、朝夕のラッシュ時に運行することとしました。列車は概ね20分間隔で運転され、観光客を運んでいます。
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