このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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日本国有鉄道キロハ49形グリーン普通車合造気動車

 日本国有鉄道キロハ49形グリーン普通車合造気動車です。キハ47系のグリーン普通車合造気動車として製造され、主として、観光地のローカル線において、優等車輌希望の観光客に対応するため製造されました。車体形状は車体長20800mm、車体幅2900mmで、正面貫通路貫通幌付き、で運転台後部は普通車で、乗降扉は1300mmの両開扉が中央よりに設置され、扉間にシートピッチ1800mmの固定クロスシートが4組設置、戸袋部には1人掛の横向きシートが、運転台側端部にはロングシートが、設置され端部には戸袋付近のロングシートに続いて、固定クロスシートが2組設置されています。グリーン室部には、シートピッチ1160mmの回転リクライニングシートが14組設置され、デッキ付き乗降扉に続いて便所洗面所が設置されています。グリーン室部の乗降扉は折り戸となっています。走行部はキハ40系と共通で、走行機器はDMF13系500PS機関を搭載、2軸推進、また冷房用発電ユニットが設置され、天井部に集中式冷房機が設置されています。全国各地の非電化区間の観光路線の普通列車用グリーン合造車として活躍しましが、自動車の発達に伴い、グリーン車の需要がなくなってきたため、グリーン室は車内はそのまま普通車に格下げキハ49形となりました。キハ49形はその後改造され、キニ56形となりました。
 実車では、本形式にはグリーン車は製造されていません。

国鉄キロハ49形PDF図面 A4 1/120



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