このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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日本国有鉄道キハ68形グリーン気動車

 日本国有鉄道キロ68形グリーン気動車です。キハ65系のグリーン車として、キロ28形、キロ58形の代替車として製造され、編成の出力向上に貢献しました。車体形状は車体長20800mm、車体幅2900mmで、キロ28形に運転台がなく運用に不便を生じたことから、正面貫通路、貫通幌付きの片運転台車で、側窓は幅900mmの2個ユニット下降窓となっており、車内はシートピッチ1160mmの回転リクライニングシートで、車端部は乗降扉、便所洗面所付き、乗務員室は運転台を兼用しています。機関は出力向上形のDMF-13を搭載、さらに4KVA冷房用発電機が搭載されています。1車輌あたりの出力は500PSとなり、最高速度の110km/h化、及び勾配線での登坂能力向上に貢献しました。残念ながら登場後、国鉄は急行を相次いで特急に格上げ、全国から急行が急激に消滅して、急行運用はなくなり、グリーン車も程なく車内はそのままで普通車に格下げされキハ68形となりました。本形式は一部がジョイフルトレインに活用された車輌以外は比較的車齢が新しいにもかかわらず早期に廃車されました。
 実車ではこの型式はありません。キロ28形の出力が不足するため、強力型として、2機関搭載のキロ58形が製造されています。

国鉄キロ68形PDF図面 A4 1/120


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