このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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国鉄クモハ131形電動制御車

 国鉄クモハ131形電動制御車です。国鉄では余剰になったクモハ103系をMT編成としてローカル仕様とする改造を行いました。クモハ131形は種車のモハ103系の車体を再用し、車体形状は車体長19500mm、車体幅2800mmで、正面貫通路、貫通幌付き4扉車で、座席はLCシートとし、ラッシュ時にはロングで使用、閑散時には観光客の利用を考えクロスシートで使用します。基本編成はMT2両編成で、クモハ131形は、それまで2M構造であった電動車を1M車に改造、クハ131形とMT2両編成で、新製車のクモハ105系やクモハ119系使用地区での補完用として登場しました。側窓は、バランサー付き1段下降窓とし、前面は貫通扉付きとしました。下回りはモータを150kwにし、120km/h運転可能としたほか変化がありません。一部はワンマン仕様に改造されました。直流ローカル線各地に配属され、アコモデーションの向上に貢献しています。図面上段はクハ131形、下段はクモハ131形です。
 実車はこの形式はありませんが、モハ103系から1M化されたMT編成の車両はモハの運転台新設及び1M化のほかは大きな改造は行わずクモハ105−500形、に編入されました。室内はロングシートのままです。クハは新形式クハ105形とされました。いずれも国鉄時代にローカル電化線区に投入され、新性能化に貢献しました。JR分割後も主としてJR西日本で改造が行われました。初期の改造車は老朽化が目立って来たため廃車が始まっています。

jnrmc131p.pdf へのリンク


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