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定山渓鉄道キモハ7000形3等気動電動制御車

 定山渓鉄道キモハ7000形3等気動電動制御車です。定山渓温泉への観光鉄道として、北海道鉄道を一部電化して、札幌まで乗り入れていましたが、北海道鉄道が、国有化されてからは、国鉄内の電化部分が撤去されたため、同系列の電気式気動車キモハ7000形を製造し、国鉄線内はキモハ7000形の電源で、定鉄線内では電車線からの電源で乗り入れを継続しました。車体形状は車体長19380mm、車体幅2800mmで、機関室側は正面非貫通3枚窓、連結面側は、正面貫通路貫通幌付両運転台車で、運転台直後に機関室があり、1000kwのディーゼル発電機を搭載しています。機関室側の台車は重量を支えるための3軸のTR73タイプで、機関室直後は客室の騒音を軽減するために、デッキ付きの乗降扉が設けられています。車内はシートピッチ1800mmの固定クロスシートが8組設置されています。戸袋部にはロングシートが設置され、乗降扉の次に運転台片側に便所が設置されています。走行機器は走行台車側に抵抗制御の150kw釣掛式電動機が設置され、近鉄モ2200形に似た雰囲気ですが、正面は少し丸みを帯び、前照灯も埋め込み式で近代的なデザインの車輌でした。定鉄線内はモロ1100形から電源を受け、国鉄線内はキモハ7000形の電源で、電動車と共に走行しました。
 実車としてはこの型式の車輌はありません。

jzrmc7000p.pdf へのリンク


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