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京阪電気鉄道1900形電動制御車

 京阪電気鉄道1900形電動制御車です。京阪では、戦後特急車として、釣掛式の1700形を初めとして、車体デザインはほぼ同一ながら、高性能車の1800形、1800形の車体延長型の1810形を投入して、京阪間無料特急のサービスに投入してきましたが、大阪方の淀屋橋延長時に新たに1900形を製造しました。基本デザインは1810形を受け継いで、車体長18000mm、車体幅2700mmで、正面貫通路、貫通幌付きで、車内は全席両端部にそれぞれ4組、扉間に20組のシートピッチ900mmの転換クロスシートが設置されています。正面デザインはスーパーカー2000系に似て前照灯を左右上部に埋め込まれて配置されています。また、貫通路両側下段にステンレスのバンパーが取り付けられています。走行機器は発電ブレーキ付きの抵抗制御で、中空軸平行カルダン駆動となっています。一部の車輌にテレビを取付テレビカーとなりました。1900系は登場後約10年にわたり特急用として活躍しましたが、3000系の投入に伴い、一般形に格下げされ、2008年に全車廃車となりました。図面上段は冷房化改造後の姿、下段は新造時の姿です。
 実車は、車体長18000mm、車体幅2700mmで、正面貫通路、貫通幌付きで、車内は扉間に20組のシートピッチ900mmの転換クロスシート、車端部はロングシートとなっています。正面デザインはスーパーカー2000系に似て前照灯を左右上部に埋め込まれて配置されています。また、貫通路両側下段にステンレスのバンパーが取り付けられています。走行機器は発電ブレーキ付きの抵抗制御で、中空軸平行カルダン駆動となっています。登場後約10年にわたり、1810系からの編入車と共に特急用として活躍しましたが、3000系の投入に伴い、一般形に格下げされ、3扉ロングシート化されました。京阪線の昇圧時にも昇圧工事が実施され、引き続き使用されその後冷房化工事も実施され長く一般車として活躍しましたが、2008年に全車廃車となりました。

京阪1900形PDF図面 A4 1/120


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