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近畿日本鉄道モ2000型電動制御車
近鉄大阪線に登場した運輸省規格型モ2000型電動制御車です。運輸省は20m級の大型車両は鉄道省63系を投入することとしていましたが、近鉄は路線が長距離に渡るため車両限界を一挙に拡幅することは困難との理由で、63系の導入は当時傘下であった南海線に集中投入させ、大阪線には電気系統、足回りは63系と同一のものとしながら、。車体幅は63系より100mm狭い3扉車のモ2000系を運輸省規格型に準拠した車両としました。急勾配対策として電動機は150Kwの大出力電動機を装備しています。出場時には制御装置は63系標準のCS5を搭載していましたが、線内他車と共通でないため整備上、運用上の問題が多発し、早い時期にMMCに交換されました車体長19500mm、車体幅2700mmで、17m級運輸省規格型を、19.5mに延長したような形状で、正面貫通幌付き、片隅に便所付きで、便所側の正面窓は省略されているのは従来車と同様です。3扉車で、車内は扉間にシートピッチ1800mmの固定クロスシートを4組設置し、扉付近は2人掛けのロングシートになっています。車体形状はモ2200旧系類似の全周雨樋付きで、デボ1400系に比べてやや鈍重な雰囲気ですが、同系のク1500型を中間に挟んだ3両編成で、一般車両として幅広く活躍しました。実車は車体長20mの大型車で、登場時からロングシートで、運輸省規格型を踏襲した車両で、一般車として、大阪線大阪口で準急、各停用として地道に活躍しました。
近鉄モ2000型PDF図面 A4 1/120
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