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鉄道省モハ51100形3等電動車
国鉄モハ51系のモハ51100形3等電動車です。元来は関西圏に最初に投入されたモハ40,41形ですが、モハ51形の長大編成化に伴い、中間電動車が必要になり、まずモハ40形の平妻車から、次いでモハ41形と、運転台を撤去して中間電動車化されました。主電動機はすでにMT30に換装済みでしたが、歯車比をモハ51系と同様の1:2.52に変更し、室内をモハ51系と同様に扉間は4組の転換クロスシートを含むシートピッチ900mmのクロスシート、車端部はシートピッチ1800mmの固定クロスシート、戸袋部のみロングシートに変更しました。モハ51系の中間電動車として京阪神の輸送にモハ51系の一員として活躍しました。その後更新修繕時に、リベットの撤去、窓枠のアルミサッシュ化、雨樋の金属化、室内の全金属化、モケットの張り替え、乗降扉の金属化、グローブベンチレータ化等の大幅な改造が行われると共に,足回りも実用化された直角カルダン駆動、並びにころがり軸受化、主幹制御器もCS10に換装され長大運転に対応できるようになりました。しかし、近代化改造をしたものの寄る年波には勝てず、新性能車の投入に伴い、地方線区に転出の際、i一部の車両は再び全室運転台を取付、クモハ54形に編入され、継続使用されました。図面上段は身延線向けに低屋根化された、クモハ54形改造後の姿、下段はモハ40形から中華電動車化改造直後の姿です。
実車ではモハ40形から両運転台を撤去したモハ30形が関東で中間電動車として使用れましたが、車内はロングシートでした。モハ40形から、モハ51形にモハ60形からモハ54形に改造された車両も存在します。
鉄道省モハ51100PDF図面 A4 1/120
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