このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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日本国有鉄道クモハ115−7000アコモ更新改造電動制御車
日本国有鉄道モハ115−7000形アコモ更新改造電動制御車です。115系は当初電動車はモハ115及びモハ114の中間電動車のみで、短編成に対応出来ないため、モハ115+モハ114ユニットを種車に、運転台を取り付けル改造を施し、クモハ115−7000、クモハ114−7000形として登場させました。同系式は2両ユニットで運用する目的で改造されましたが、工数を少なくするためと、中間車となる場合を考慮し、正面カーブの比較的小さい運転台を新設しました。改造に際し、室内のアコモ向上のため、座席を近鉄開発のLCシートに交換、ラッシュ時にはロングシート、換算時にはクロスシートで運用されました。クロスシートはシートピッチ975mmの回転クロスシートで、それまでの国鉄タイプに比べゆったりとした座席は好評を博しました。また、側窓も座席に併せて、幅770mmの2個ユニットバランサー付き下降窓に変更されました。本形式は閑散地区でモハ114型改造のクモハ114−7000型と、基本2両で運用されましたが、ラッシュアワー等多客時には。室内を本形式と同様に改造されたクハ115−7000を連結し、混雑地区のラッシュ時に対応できるようになっています。走行機器は製造時と変化はありませんが、主電動機及び台車を改造し、竣工時の最高速度95km対応から110km対応に向上しました。国鉄が民営化されJRとなった後も、JR西日本では積極的に本改造を実施し、東海道線からは引退しましたが、現在もローカル線の主力として使用されています。図面上段はクモハ114−7000、下段はクモハ115−7000の姿です。
実車では、このタイプの改造はありませんが、国鉄時代に車内はそのまま、廃車クハの前面をモハ115+モハ114に取付たクモハ115+クモハ114が登場,JR西日本では同様の改造の他に車内のクロスシートのシートピッチを広げ、ゆったりとした座り心地のクモハ115−550番代の改造がありましたが、種車が初期車両であったことや、便所の設置がなかったこともあり、全車廃車されました。
国鉄クモハ115形PDF図面 A4 1/120
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