このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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南海鉄道モハ301形電動制御車


 南海鉄道モハ301形3等電動制御車です。南海鉄道では、阪和鉄道の高速化に対抗するために難波−和歌山市間の特急用としてモハ301形3等電動制御車を製造しました。車体形状緒は車体長20000mm、車体幅2700mmで、正面貫通路、貫通幌付きの2扉両運転台車で、車内はシートピッチ1727mmの固定クロスシートの大型電動制御車で、南海鉄道は電化が早い時期に行われたため架線電圧は600Vで高出力の200馬力級主電動機を搭載して、高速運転に対応しました。登場後すぐに冷房化されましたが、モハ301形に搭載した場合は重量増加になるため、冷房装置はクハ911に搭載冷風をダクトで、モハ301形に送る方式でしたが、無料冷房車として評判になりました。モハ301形はその後、モハ2001形に形式変更され、戦時中まで製造が継続され、形状も多岐にわたっています。長きにわたって活躍したモハ2000形も、南海1500V化に伴い、昇圧改造されることなく廃車され、1970年に形式消滅しました。
 実車は、1927年に登場した、電9号形で、登場後、モハ301形となり、次いでモハ2001形と称されました。初期車はフィート・ポンド法で製造され、車体長は63’1011/16”(19469mm)、車体幅は8’10 3/15"(2697mm)で、600V150kwの主電動機を搭載、高速運転に対応しました。登場後すぐに冷房化されましたが、モハ301形に搭載した場合は重量増加になるため、冷房装置はクハ911に搭載冷風をダクトで、モハ301形に送る方式でしたが、無料冷房車として評判になりました。モハ301形はその後、モハ2001形に形式変更され、戦時中まで製造が継続され、形状も多岐にわたっています。長きにわたって活躍したモハ2000形も、南海1500V化に伴い、昇圧改造されることなく廃車され、1970年に形式消滅しました。

南海モハ301形PDF図面 A4 1/120


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