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鉄道省モハ41000形3等電動制御車
鉄道省モハ40系の片運転台車モハ41000形3等電動制御車です。モハ40系の主力電動制御車で、出力増強形のモハ60000形とともに大量に製造されました。車体はモハ40形を片運転台にしたもので、窓配置はモハ40形とほぼ同じですが、連結面側の窓は700mm2個となっています。室内は戸袋部を除きシートピッチ1760mmの固定クロスシートは変わりません。モハ41形は長期間にわたって製造されたため、初期の平妻形、中期の半流形、半流張り上げ屋根形、後期のノーシル・ノーヘッダー張り上げ屋根形、戦時色が濃くなってのシル、ヘッダー雨樋の復活、前照灯も取付形、砲弾型、埋込形、リベットのありなし等バラエティに富んだ外観を有しています。戦時中にはクロスシートを取り外し、座席半減車となりましたが、戦後復興に伴い、クロスシートが復活しました。モハ41形はその後主電動機を127Kw のMT30、MT40に順次換装され、全車モハ60形に編入されました。
実車は3扉ロングシートの20m車で、戦前の通勤電車の標準として大量に製造されました。関西に配置された車両は戦時中にモハ42形の一部と走行部を交換、モハ51形に編入された車両もあります。両数が多かったため戦災被害も多く、比較的被害の少なかった車両は戦災復旧車として70系客車に改造されたり、私鉄に供与された車両もありました。図面上段は半流形、下段は初期の平妻形です。
鉄道省モハ41000形PDF図面 A4 1/120
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