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鉄道省モハ43000型3等電動制御車

 鉄道省モハ43000型3等電動制御車です。モハ42000型とほぼ同一形状ですが、片運転台タイプです。車体形状は車体長19200mm、車体幅2805mmで、正面貫通路貫通幌付きです。車内はモハ42型と同様に戸袋部を除き1760mmの固定クロスシートです。モハ43038以降は正面が半流形になりました。図面上段は半流タイプのモハ43038以降で、パンタグラフは連結面よりに設置されました。図面下段は原型です。
 実車は車体形状は車体長19200mm、車体幅2805mmで、正面貫通路貫通幌付き、車内は扉間にシートピッチ1400mmの固定クロスシートが12組設置されその他はロングシートです。側窓は戸袋部は700mm、固定クロス部は600mmの狭幅窓の連立でした。モハ43038以降はモハ52タイプの半流と呼ばれた急行用として製造され、その後電動機出力で区分されモハ53型に形式変更されました。シルヘッダー付きの半流は製造されず、3扉のモハ51型に移行しました。関西地区の緩行用として使用された後、戦後一部車両は横須賀線に転籍、乗客の増加に伴い、3扉化され、モハ51形に編入されました。2扉で残った車両はすべて飯田線に集積され、長い間同線の主力として活躍し、モハ119系の投入により廃車されました。

mc43000p.pdf へのリンク



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