このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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鉄道省モハ64000形3等電動制御車

鉄道省モハ53000形のモハ64000形3等電動制御車です。モハ53形と併結して、信越線横川〜軽井沢間のアプト区間の駆動用として製造されました。車体形状は車体長19200mm、車体幅2805mmの戦前の標準寸法で、通常は編成の中間に入るため正面は平面で、張上屋根ノーシル・ノーヘッダで、モハ53形と形状をそろえています。第一次車は側窓は800mmの狭幅でしたが、第二次車は1300mmの広幅になりました。走行機器は600V専用のため平坦部は、無機力走行で、アプト区間のみ動力車として走行します。台車はDT12を軸距を2700mmとし、歯車駆動としたDT12ABを、制御機器はCS5を改造したCS5Aを使用しています。通常5両編成の中に2両組み込まれ、アプト区間を力行しますが、動力補助のため、横川側にED42形電機を補機として連結し強調運転します。電車列車の制御は先頭のモハ53形で行いますが、構内入れ替えようとして使用されるときもあるので、両運転台車となっています。便所の設備はありません。実車でこれに該当する車両はありません。図面上段は第二次車、下段は第一次車を示しています。

鉄道省モハ64000形PDF図面 A4 1/120


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