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小田原急行電気鉄道デハ1910型3等電動制御車
戦後復興のため、至急車両を製造する必要があり運輸省は規格型車両を定め各鉄道会社の線路規格状況によって、様々な大きさの車両を大量に製造しました。小田急電鉄でも規格型車両として3扉デハ1900形を製造しましたが、特急用として同系の2扉クロスシート車デハ1910系を製造し、新宿〜小田原官で特急運転を開始しました。車体長17000mm、車体幅2700mmの片運中型車で、扉間はシートピッチ900mmの転換クロスシート、車端部はシートピッチ1800mmの固定クロスシートが設置され、連結面側には便所、洗面所が設置されています。通常はデハ+サハ+デハの3連で運用されましたが、多客時には両運のデハを増結し4連で運用されました。増結車は状況に応じて連結されるため、3連の先頭車および両運車には貫通幌が設置されています。実車はほぼ同じ大きさですが、シートは扉間に6組の固定クロスシートが設置されました。特急として使用された時期は短い期間でしたが、以後の小田急ロマンスカーの魁として、歴史的に意義のある車両です。
小田急デハ1910形図面ファイル A4 1/120
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