このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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小田原急行電気鉄道モハニ101形3等手荷物電動制御車

 小田原急行電鉄が日本高速電鉄に買収される前に新宿〜小田原全通時に急行用車両として製造したモハニ101形3等手荷物電動制御車です。室内は後のロマンスカーに通じる省電2等車並のゆったりした固定クロスで、手荷物室付き、手荷物室の一部は便所が設置されていました。手荷物室は小田原よりに設置され、手荷物室扉は乗務員扉と兼用です。小田原向き手荷物室側は非貫通、新宿向きは貫通扉、貫通幌付きです。通常同系の便所なし1300型、便所付きの1200型と3両1編成で運用されました。日本高速電鉄買収後は、車体長15000mmあまりの小型車のために、すぐに地方鉄道に売却され、小田急での活躍は長くはありませんでした。実車のモハニ101型は、両側非貫通、セミクロスシートのお世辞にもスマートではなく、シートピッチは省線3等車並で、後のロマンスカーの先祖とは言い難い車両でした。

小田急モハニ101形PDF図面 A4 1/120

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