このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
鉄道省クハ55000形3等付随制御車
鉄道省モハ40系のクハ550000形3等付随制御車です。車体はモハ41形とほぼ同じ形状の、車体長19200mm、車体幅2805mmの標準形で、室内は戸袋部をのぞきシートピッチ1760mmの固定クロスシートが設置されています。連結面車端部に半室の便所が設置されましたが、山手線内では使用禁止とされ施錠されていました。クハ55形もモハ41形と同じく製造期間が長かったため車体形状は初期の平妻形、中期の半流形、半流張り上げ屋根形、後期のノーシル・ノーヘッダー張り上げ屋根形、戦時色が濃くなってのシル、ヘッダー雨樋の復活、前照灯も取付形、砲弾型、埋込形、リベットのありなし等バラエティに富んだ車両群となっています。実車は近距離用3扉ロングシート車で、モハ40系の付随制御車として近距離輸送に活躍しました。関西地区の車両はクロスシート化の上クハ68形に編入された車両もあります。また、モハ41形と同じく両数が多かったため戦災被害も多く、比較的被害の少なかった車両は戦災復旧車として70系客車に改造されたり、私鉄に供与された車両もありました。元来便所は設置されていませんが、新性能化により地方線区に移った車両の一部に便所が取り付けられました。図面上段は半流形張上屋根の砲弾型前照灯取付車、下段は初期の平妻がたです。
鉄道省クハ55000形PDF図面 A4 1/120
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