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日本国有鉄道クハ76000形3等付随制御車
国鉄モハ70系のクハ76000形3等付随制御車です。車体形状は車体長19500mm、車体幅2805mmの戦後の標準車体寸法で、1100mmの扉を持つ3扉車で、扉間に長さ800mmの側窓が6組、連結面側に2組設置されています。室内は横須賀線用0番台が扉間にシートピッチ1800mmの固定クロスシートを4組、京阪神緩用の100番台がシートピッチ900mmの転換クロスシートが8組、いずれも車端部に1800mmの固定クロスシートが1組、その反対側には便所が設置されています。正面貫通路、貫通幌付きで運転室は全室になっています。台車は初期型はTR23、後期形はTR37を使用しています。当初は横須賀線モハ32系置き換えるため集中配置され、後に中央東線、京阪神緩行用、阪和快速用にも増備されました。最終製造車は前金属製となり、300番台を名乗りました。横須賀線撤退後は、小山線、新潟地区、中央再選等各地に分散配置され地方線区において活躍しました。
実車は、戦後東海道線に華々しくデビューした湘南形の流れを汲む3扉セミクロスシート車で当初横須賀線に集中投入されたことから、スカ形と呼ばれ、車体形状は湘南形で知られた正面2枚窓の非貫通3扉車で、扉間に、モハ51形の流れを汲む、シートピッチ1400mmの固定クロスシートが4組、その他はロングシートになっています。クハ76形は全金属製でも製造され、横須賀線だけでなく、、阪和線にも投入され、その後、横須賀線に113系が大量投入されると、次々に地方線区に投入され輸送力向上に貢献しました。新性能車の投入に伴い福塩線の運用終了をもって廃車されました。
国鉄クハ76000形PDF図面 A4 1/120
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