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日本国有鉄道クイ99000形1等付随制御車
国鉄クイ99000形1等付随制御車です。東京〜大阪間の間急行が好評なため、同区間をを6時間で結ぶ電車特急として製造されたモハ90系クイ99000型1等電動車です。車体はモハ80系に準じた構造で、車体長19500mm、車体幅2805mm、室内は電車特急の一等展望車に位置づけられる車両であり、。18組の一人掛シートが設置され、1等車にふさわしい豪華さを誇っており、高度成長期に入った日本の優等客に好評を博しました。運転台は半室で、前方視界を極力妨げないように、視界部分の仕切はガラスになっています。運転台の右側は客室として解放されているため、連結面乗降扉の次位に乗務員室があり、車掌は通常この乗務員室で業務を行い、左側ホームの場合の到着、出発時には乗降扉開閉等の業務を行います。大阪を朝6時30分発車、12時30分東京着、復路は17時東京発23時大阪着で、東京を大阪からの日帰り出張圏とした画期的な特急電車でした。モハ90系は登場時には走行装置の信頼性が十分ではなかったため、付随車は製造されませんでしたが、走行装置の信頼性が確保されてからは付随車も線蔵され、本系も優等車両として製造されました。同時期に製造された付随車にはサハ97形、サロ95形、があります。当初はクハは製造されませんでしたが、地方線区にも投入されることとなり、短編成のためにサハ97形からクハ96形に改造されました。
実車ではこのような車両は製造されていません。特急用車両はモハ20(151)系として製造されました。クイ99形の番号は付与されていません。
国鉄クイ99000形PDF図面 A4 1/120
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