このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
東武鉄道モハ1800形電動車です。特急用から格下げされ急行用として使用されてきたモハ5700形が老朽化したため、急行用としてモハ1800系が製造されました。中間電動車のモハ1800系モハ1820形,モハ1830形と、付随制御車のクハ1810形と、クハ1840形の4連が基本で、付属編成として運転台付きのモハ1850形と,クハ1860形が製造されました。モハ1820形は車体長19500mm、車体幅2800の切妻で、幅1500mmの側窓が設置され、車内はシートピッチ1000mmの回転クロスシートが32組、両端にデッキ付き乗降扉が設置されています。走行機器はバーにァ抵抗制御で、130kw主電動機の平行カルダン駆動で、勾配線にも乗り入れる事を想定して抑速ブレーキ装備となっています。1820形には制御機器、下枠交差パンタグラフが装備されています。モハ1830形は車体長、車体幅は変わりませんが、一端に便所洗面所が設置され、乗降扉は反対側一カ所となっています。床下には補機並びに冷房用電動発電機が設置されています。図面上段はモハ1830形、下段は1820形の姿です。
実車は5700,5310系急行車の後継として製造された20m車で、車内は急行用でビジネス用途にも使用されるため、シートピッチ960mmの回転クロスシートが設置されています。製造時はパンタなしのモハ1820形と、パンタ2基装備のモハ1830形が製造されましたが、6連化時にはパンタ1基装備のモハ1850形が製造され、他に中間付随車としてサハ1840形が製造されました。急行用の後継車200形の申請後は伊勢崎急行から引退、一部改造の上300形、350形と型式変更の上、日光線に転じ、野岩鉄道乗り入れ用にも使用されています。改造されなかった一部の車輌はデッキ撤去、一部ロングシート化の上格下げされ普通車として使用されましたが、徐々に8000系に置き換えられ格下車は全車廃車されました。
東武モハ1800形PDF図面 A4 1/120
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