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2両ユニットで製造された東武鉄道モハ1700形3等電動制御車の偶数番です。車体幅2800mm、車体長20000mmの大型車で、室内はシートピッチ1000mmのリクライニングシートを装備していることは奇数番と変わりません。日光、鬼怒川温泉観光の目玉として、デビュー、2両1ユニットの貫通路、貫通幌付きで、新世代の優等車両として注目を浴びました。偶数車は連結面側に便所、洗面所が設置されています。客室扉は運転台後方に900mmの片開き扉が2カ所のみですが、連結面側の洗面所内にに幅600mmの非常用脱出扉を有しています。登場時は非冷房でしたが、その後冷房化、固定窓化改造が行われ、国鉄157系に対抗できる優等車両としての設備が整いました。2両ユニットの手頃な編成のため連結解放が容易で、浅草発日光、鬼怒川温泉行に分割運転が実施されました。上段は冷房化改造後、下段は登場時の姿です。第1次車の評判が良かったため第2次車としてモハ1710形も製造されました。モハ1710形は登場時からユニットクーラー装備、固定窓化されていました。実車は車体幅は同じですが、車体長は18000mmとやや小ぶりで、モハ1720形DRC登場後は陳腐化が進んだため、下回りを流用して1720系と同様の車体を製造し、サービスを統一化しました。上図は冷房化後の姿、下図は登場時の姿です。
東武鉄道モハ1700形(偶数車)PDF図面 A4 1/120
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