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鉄道省サロハ56000形2,3等合造付随車
鉄道省モハ40系のサロハ56000形2,3等合造付随車です。比較的近距離で2等車の需要がそれほど多くない京浜東北専用として、半室を2等車とした2,3等合造車として製造されました。車体長19200mm、車体幅2805mmの標準車体に、3等車側はモハ41形連結面側と同じ構造のセミクロスシート、2等室側は戸袋部を除き、シートピッチ1960mmのゆったりした固定クロスシートとなっています。2等室戸袋部の一端に洋式便所が取り付けられました。両数はそれほど多くありませんが、製造時期が違っているため、いろいろなタイプの車体構造があります。戦時輸送のため2等車の廃止に伴い、サハ57形に編入されましたが、戦後すぐに進駐軍に接収され進駐軍専用車として整備された後、変換に伴い、サロハ56形に復帰、2等室が復活しました。新性能化に伴い、地方線区に移るときに旧2等室は室内はそのまま普通車に格下げされました。実車は3扉2,3等合造車で、2等室は中央部に4組のシートピッチ1760mmの固定クロスシート、その他はゆったりとしたロングシート、3等室側はロングシートでした。戦時輸送体制で2等車が廃止されたときにサハ57に編入の上仕切りの撤去、全室ロングシート化に改造され、その後は2等室は復旧されませんでした。図面上段は張上屋根ノーシルノーヘッダ車、下段はシルヘッダー付きの張上屋根車です。
鉄道省サロハt5600形PDF図面 A4 1/120
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