このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
鉄道省サロハ66016形2,3等合造付随車
鉄道省モハ52系のサロハ66016形2,3等合造付随車です。形状はモハ32形のサロハ66形と大きく異なりますが、サロハ66形に編入されました。車体形状はサハ48019形と同じ車体長19200mm、車体幅2805mmの張上屋根、ノーシル・ノーヘッダ車でスカート付きですが、2等客室は、シートピッチ980mmの転換クロスシート、車端部はシートピッチ1960mmの固定クロスシートです。反対側には洋式便所が設置されています。仕切りで区切られた3等客室にはシートピッチ900mmの転換クロスシート、車端部にはシートピッチ1800mmの固定クロスシートが設置されています。第一次車は2等車側の側窓は800mm、3等車側は700mmの狭窓ですが、第二次車では、2等車側は1400mm。3等車側は1300mmの広窓が採用されました。登場時はモハ52形、サハ48形とともに急行電車に充当され乗客から好評を博しましたが、戦争の激化に伴い、2等室を廃止室内はそのまま3等車化されました。戦後の混乱期を経て、急行電車の復活に伴い再整備され、2,3等車としてモハ52、53形、サハ48形とともに活躍しましたが、新製車の投入に従い再び2等室を廃止、仕切りの撤去、シートの3等車化を実施の上、サハ48形に編入され、阪和線に転じ特急、快速として使用された後に。飯田線、身延線に転じ、一部の車両はクハ化されクハ47形に編入されて長く使用された後、終焉を迎えました。実車は第一次車は便所なしのサロハ46形で登場しましたが、第二次車以降は製造時から便所を設置した状態で登場、サロハ66形に編入されました。戦争が激しくなって、2等車が廃止されることになり、仕切りの撤去、2等室はロングシート化され、サハ48形に編入されました。戦後急行電車復活に際し、サハ48形のまま編成に組み込まれた車両もあります。その他阪和線に転じ特急用として使用された後に、飯田線、身延線に転じ、一部はクハ化され、クハ47形に編入されました。東鉄局のモハ51形殿交換で東上し横須賀線で使用された車両もあります。図面上段は第二次車の姿、下段は第一次車の姿です。
鉄道省サロハ66016形PDF図面 A4 1/120
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |