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鉄道省クロハ59000形2、3等合造付随制御車です。モハ42系のサロハ46000形の増備車として付随制御車として製造されました。車体形状は車体長19200mm、車体幅2805mmで、正面貫通路貫通幌付きです。車内は前から3等車、2等車の順で、3等車側の前面に半室の運転台、扉間仕切りの間にシートピッチ1760mmの固定クロスシートが4組、戸袋部及び車掌台後部はロングシートです。2等室は戸袋部を除きシートピッチ1960mmの固定クロスシート、戸袋部は一方が便所、反対側はロングシートとなっています。
実車は、車体長19200mm、車体幅2805mmで、正面貫通路貫通幌付き、車内は先頭から3等室、2等室に分かれ、3等室は乗降扉から、仕切りまでにシートピッチ1400mmの固定クロスシートが6組、その他はロングシート、次いで2等室は仕切りから扉間にシートピッチ1760mmの固定クロスシートが4組設置され、その他はロングシートでした。当初からクロハ59形として製造された車両と、サロハ46形から改造され編入された車両がありました。1938年に緩行の2等車が廃止されたのに伴い、大部分のクロハ59形はクハ68形又はクハ55形に改造されました。サロハ46から改造されたクロハ59022は戦時中に4扉車に改造、クハ85形を経てクハ79形に編入されました。クハ55形に改造された車両は戦後クハ68形に再改造されました。東海道線大阪口の緩行は徐々に73系に組み替えられ、本系列は地方路線に転籍、各地のローカル運用で最後の活躍の後終焉を迎えました。
鉄道省クロハ59000形PDF図面 A4 1/120
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