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夕張鉄道キハ250形3等気動車です。 キハ251形は1953年に製造された3等気動車で、車体形状は、車体長19500mm、車体幅2700mmの両運転台車で、正面正面貫通路貫通幌付きで、側面窓はバス窓で、当時の国鉄標準型気動車の仕様に準じた構造でした。車内は扉間はシートピッチ900mmの転換クロスシート、車端部の一端はロングシート、反対側には半室の便所を設置、その反対側はシートピッチ1800mmの固定クロスシートとなっていました。キハ252は片運転台化改造されることとなり、1961年に片側の運転台を撤去して切妻式として簡易運転台を設けています。キハ253も同様の改造を受け片運転台化され、2両1組で運用されました。走行機器はDMH17C形ディーゼル機関を2機装備した強力車両でしたが、台車は旧式のTR29タイプのNH38が装備され、近代的な車体の割には脆弱な台車のアンバランスな車両でした。ただ、2機関の当時としては強力な車両で国鉄本線の走行にも遜色が無かったため、国鉄線にも乗り入れ、札幌まで運転されました。夕張炭鉱の衰退に伴い、乗客が減少したため、旅客輸送合理化に伴い1971年にキハ252,253廃車され、水島臨海鉄道へ譲渡されました。また、旅客輸送休止に伴いキハ251,254が1974年に廃車され、関東鉄道に譲渡されました。その後、鹿島鉄道に移ったキハ251は、鹿島鉄道が廃線となった2007年まで使用されました。図面上段は、片運転台改造後の姿、下段は登場時の姿です。
実車は製造年度によって、若干の違いはありますが、車体長19000mm、車体幅2600mmの当時の国鉄標準型と同レベルの両運転台車で、正面非貫通の湘南型で、側面窓は窓はバス窓で扉はプレスドア、正面は金太郎塗りでした。車内は扉間はシートピッチ800mmの転換クロスシート、車端部ロングシートで、走行装置は当時最新鋭のDMH17Bエンジン1機とDF115液体変速機を搭載、台車は軽量形のTR29タイプのNH38でした。キハ252は片運転台化改造されることとなり、1961年に片側の運転台を撤去して切妻式として簡易運転台を設けています。キハ253も同様の改造を受け片運転台化され、2両1組で運用されました。夕張炭鉱の衰退に伴い、乗客が減少したため、旅客輸送合理化に伴い1971年にキハ252,253廃車され、水島臨海鉄道へ譲渡されました。また、旅客輸送休止に伴いキハ251,254が1974年に廃車され、関東鉄道に譲渡されました。その後、鹿島鉄道に移ったキハ251は、鹿島鉄道が廃線となった2007年使用されました
夕張キハ250形PDF図面 A4 1/120
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