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旅日記13 九州横断の旅
2日目 島原鉄道に乗る
二日目です。朝は5時に起きました。シャワーを浴びて身支度を行った後、7時を過ぎてから朝食を取ることにしました。今回予約した宿泊プランには朝食が付いているので朝食券を持って15階の「ザ・キッチン」へ。ザ・キッチンは大きな窓からの眺めがすばらしいレストランで、朝食の時間はモーニングビュッフェとなっています。私が店に入った時間はたくさんの客がいました。話している内容を聞くとどうも日本語ではありません。どうやらしゃべり方から韓国のツアー御一行のようでした。
ブッフェは和食と洋食が用意してありました。今朝は洋食でいきます。前日ちょっと食べ過ぎましたので、おかずは控えめにしてフルーツをたくさん取ることにしました。取ってきたものには特別変わった物はありませんね。ちなみに飲み物はグレープフルーツジュースとほうじ茶です。
朝食を食べ終わってからは部屋に戻って荷物の整理をして8:05頃にホテルをチェックアウトしました。今日も朝からいい天気で暑くなりそうです。
長崎駅に向かって歩いていると、画像に写っているバスとすれ違いました。行き先表示を見ると・・・ん?「女の都入口」行き!?
長崎駅前の歩道橋を歩いていると、市電が渋滞していました。これでも一番前に停車していた車両が出発したばかりなので、5両も連なっていたことになります。こういうこともあるんですね。
長崎駅東口のバス停から網場・春日車庫前行きのバスに乗って、ペンギン水族館前で降りました。これから長崎ペンギン水族館に向かいます。まだ水族館の開館時間まで数分あるので、水族館手前の自然体験ゾーンをゆっくりと歩きました。すると途中でトンボが飛んできて近くの木の枝に止まりましたので、さっそく撮影。これは羽の先が黒いのでノシメトンボかな?
トンボを撮影していると、さらにもう一匹トンボが飛んできました。これは大きくて目が緑色なのでオニヤンマでしょうね。オニヤンマなんて見るの何年ぶりかなぁ?
周りにいるトンボを追いかけながら、水族館の建物の前に来ました。するとちょうど開館の放送がありました。周りに人がいませんので、きっと私が一番乗りですね。
入り口から歩くとすぐにキングペンギン「ぎん吉」のはく製がありました。「ぎん吉」はこの長崎ペンギン水族館で飼育されていたペンギンで、長寿世界一を記録した人気者だそうです。公式HP上の説明によると南氷洋で捕獲された後1962年4月27日に日本に来てから2002年2月11日に死亡するまで、なんと39年9ヶ月と15日も飼育されていたそうです。私なんかが生まれる前からこの長崎にいたんですね。
水族館の1階には大きな水槽があり、そこではペンギンが泳いでいました。ものすごいスピードで泳ぐんですね。おかげでこちらはうまく撮影ができません(泣)。
2階に上がるといろいろな種類の魚介類がテーマ別に小さな水槽で展示されていました。やっぱり目にとまるのはクマノミとイソギンチャクの名コンビでしょうね。
クラゲやタカアシガニなどいろいろな水槽を見た後、先ほど1階で見た水槽の上の部分である亜南極ペンギンが集められているプールの水槽を見ることにしました。ペンギンがたくさんいますね。歩き方がかわいいので見ていて飽きませんね。
水槽とはいっても、場所によっては水がなくペンギンを間近で見ることができる場所があります。こちらでは何匹かのペンギンが寝ていました。画像のペンギンはイワトビペンギンですね。顔を近づけて目が合っても逃げたりしません。かわいいですね。
まだ朝ということもあって、水槽の中では掃除が行われていました。画像では3匹しか写っていませんが、他のペンギンは右側の広いスペースへ行ってしまいました。先ほど撮影したペンギンは一番左に写っています。
先ほどはホースの水で清掃していましたが、今度はブラシを利用して本格的な清掃が始まりました。すると、水辺近くにいたキングペンギンが列を作ってこちらに向かってきました。ペンギンの行進を見ることができてちょっとラッキーでした。
この水槽には先ほどはく製になっていたぎん吉の娘であるぺぺちゃんがいます。私が訪れたつい2日前の9月24日に30歳の誕生日を迎えたそうです。ぺぺちゃんは左の羽に赤いリボンを付けています。画像では反対側になるのでリボンは写っていませんね。| 店名 | ペンギン水族館 |
| 住所 | 長崎県長崎市宿町3-16 |
| 開館時間 | 9:00〜17:00 |
| 休館日 | 毎月第3水曜日(当日が祝日の場合は翌日) |
デジカメ用の充電器が買えませんでしたが、旅は続きます。長崎を離れる前に昼食を済ませます。ベスト電器長崎本店から歩いて3分ほどの所にある「ツル茶ん」に向かいました。ツル茶んはちょっと変わったネーミングですが、九州で最古の喫茶店だそうです。
ツル茶んでは、長崎で有名なトルコライスを食べることができます。このお店には数種類のトルコライスがあるのですが、私はノーマルのトルコライスを注文しました。しばらくしてあつあつのトルコライスがやってきました。トルコライスはピラフとナポリタンスパゲティの上に、カツが乗っていてその上にソースがかかっていました。なんとも贅沢な取り合わせですね。ボリュームも結構あって満腹になりました。おいしかったです。| 店名 | ツル茶ん |
| 住所 | 長崎県長崎市油屋町2-47 |
| 営業時間 | 9:00〜22:00 |
| 定休日 | 無休 |
ツル茶んで食事を済ませてからは、お店の近くにある思案橋電停から赤迫行きの市電に乗って長崎駅前に行きました。
切符を購入し改札を通ると、ホームにかもめ型の特急ソニックが停車していました。ソニックもこの長崎本線でも運用されているんですね。
しかしながら本日も特急には乗りません。昨日佐世保からここ長崎まで乗ってきた快速シーサイドライナーに本日も乗車します。列車は定刻の12:10に出発しましたが、立っている人がいるほどやや混雑していました。
列車は12:39に諫早駅へ到着しました。私はここで下車をしました。諫早は島原半島・長崎半島、それと西彼岸半島の付け根にある都市で、ムツゴロウが生息する諫早湾で有名ですね。
諫早駅からは島原鉄道に乗車します。島原鉄道についての説明は最初に説明しましたので割愛しますが、島原外港と加津佐間が2008年度に廃止となる予定ですので、今の内に乗ることにしました。
途中の南島原駅で今乗っている車両と違う車両が止まっていました。これは旧型の車両なんですかね。
南島原駅を発車すると、先ほど見えた車両とまた違う塗装の車両が停車していました。
列車は順調に走って終点の加津佐には定刻の15:28に到着しました。諫早を出てから2時間半ぐらいかかりましたかね。これから折り返しの列車に乗る予定なのですが、20分ほど時間がありましたので、駅の外を散策しました。まぁ、特に目立った物は何もありませんでした。暑いのでさっさと駅に戻りました。
加津佐駅は島原半島の南端に近い駅です。ちなみに、島原鉄道で最南端の駅は次の白浜海水浴場前駅のようです。
加津佐駅にたたずむ島原鉄道です。車内では運転手さんが窓にあるカーテンを整えていました。
車内から見える島原鉄道の線路の終端を撮影してみました。
島原鉄道の車内は基本的にボックス席になっています。1両編成ですので、車両の前と後に運転席と両替機付きの料金ボックスが設置されています。
列車は発車時刻の15:48に私一人を乗客として加津佐駅を出発しました。車窓から砂浜が見えました。
深江駅付近で見える雲仙普賢岳と平成新山は画像で見るよりも迫力があって、何か脅威のようなものを感じるほどでした。1991年の噴火による火砕流でこの深江町と島原市が大きな被害を受けました。その記憶が脅威を感じさせるのでしょう。
列車は途中駅で乗客を乗せながら島原市へと入りました。そして16:55に島原外港駅へ到着しましたので、私はここで下車をしました。ずいぶん長い間乗車しましたが、ここで島原鉄道とはお別れです。
島原外港駅を出てから右に進むと5分ほどで島原港ターミナルへ到着しました。ターミナル内で熊本港へのチケットを購入するわけですが、熊本フェリー以外に九商フェリーや島原鉄道船舶とそれぞれ別々な場所に窓口があるので、ちょっと迷ってしまいました。チケットを購入してから乗船時刻まで時間があったので、窓口前の椅子に座って休みました。
17:20を過ぎて乗船案内がありましたので、フェリーに向かって通路を進みました。これから乗船するオーシャンアローが見えてきました。
フェリーに乗船して客室内に入りました。こちらは1階の座席です。テレビが付いていますね。
1階客室に階段がありましたので2階に上がってみました。こちらには4人でのんびりと座れるテーブル席があり、脇にはソファ席がありました。全体的に余裕があってゆったりしていますね。
再び1階客室に戻って窓際に来ました。こちらは二人で座るテーブル席ですね。
反対側の窓際へ。こちらもテーブル席ですが、椅子が独立していないタイプでカップルにはお勧めの席ですね。
1階客室の前方はスペシャルシートになっています。こちらは別料金が必要です。
船内は空いていたのでどこでも良かったのですが、ついでなのでスペシャルシートに座ることにしました。客室後方のカウンター(売店)で400円を払ってスペシャルシートの領域へと入りました。こちらは座席がリクライニングが可能で、足置きが付いています。
スペシャルシート前方の窓からは出発時の船員の仕事ぶりが見ることができます。座席に座っていると何も見ませんが・・・。
熊本港へは18:05頃に到着しました。フェリーを降りて通路からフェリーを撮影。右の街灯?の上に鳥がいる・・・。
熊本港へは18:05頃に到着しました。フェリーを降りてからはターミナル前のバス停から木山行きのバスに乗って熊本駅前まで行きました。
熊本駅前からは市電に乗って熊本城電停へ。そこからちょっと歩いて紅蘭亭へと向かいました。紅蘭亭は熊本では有名な中華料理店だそうです。レストランは2階で、画像では中央やや右のドアから入ってすぐの階段を上るとたどり着きます。実は紅蘭亭は2度目の訪問なのです。
紅蘭亭といえば、やっぱり太平燕(タイピーエン)です。太平燕はいわゆる"ローカルフード"です。熊本県では学校の給食に出るほど一般的な食べ物なのですが、熊本以外ではほとんど知られていなかったそうです。最近はテレビや雑誌のメディアで紹介されたり、福岡などで太平燕を出すお店ができて知る人が多くなったようです。太平燕が目的なので単品でもいいのですが、酢豚とセットになっている中華定食がお得な値段で食べられますので、中華定食を注文しました。そもそも太平燕とは、公式ホームページによると鶏ガラと豚骨のいわゆる"ダブルスープ"で、春雨やキャベツなどいろいろな具材が入っているものです。豚骨というとこってりしたイメージがありますが、鶏ガラと一緒になっていることで、あっさりとしたスープでおいしかったです。もちろん酢豚もおいしかったです。食後には杏仁豆腐が付いて945円でした。お店は高級感があるのですがお得なメニューが多いので安心して入れますね。| 店名 | 紅蘭亭(こうらんてい) |
| 住所 | 熊本県熊本市安政町5-26 |
| 営業時間 | 11:00〜22:00 |
| 定休日 | 無休 |
本日宿泊するのはホテル日航熊本です。ちょっと贅沢にツインルームを予約しました。チェックイン後に案内されたのは12階で非常階段前の部屋でした。そういえば長崎のホテルも非常階段前、長崎までの飛行機も非常口前でした。非常口近くばかりですね。部屋はなかなか広くてソファーもあるのでのんびりできそうです。
部屋からはライトアップされた熊本城が見えました。画像ではちょっと暗いのですが、実際はもっとはっきりとお城が見えました。
ツインルームはバスルームがトイレと洗面台とは別になっています。しかもバスルーム内も湯船とシャワーが別々なので、広々としたスペースでシャワーを浴びることができます。
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