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旅日記15 北海道プロ野球とばんえい競馬観戦の旅
2〜3日目 ばんえい競馬と帯広グルメ
2日目です。本日は今回の旅のメインである帯広まで移動します。のんびり朝食を食べてから出発したいところですが、帯広での予定が詰まっているため、朝一の特急で向かうことにしました。
札幌駅には6:30頃に到着しました。駅の中は列車を待つ人が結構いました。札幌駅のWebで調べたところ、駅の北通路にあるドトールコーヒーが6:30開店ということで向かったのですが、まだ開いていません。お店の案内をよく見ると7:00開店ではありませんか。駅の売店でおにぎりでも買って電車の中で食べることも考えながら改札を通ると、5番・6番線に上がる階段の脇に「シックス・ワンハーフ」というカフェがあって開店しているではないですか。案内板を見ると、おにぎりを提供しているようなので、さっそく店内へ。店内はドトールなどと同じ通常のカフェスタイルで、落ち着いた感じでした。カウンターでBセット(本日のおにぎり2つと豚汁のセット:450円)とオプションのコーヒー(追加料金は失念)を注文し、奥の引き渡し場所でおにぎりを受け取りました。| 店名 | シックス・ワンハーフ |
| 住所 | 北海道札幌市北区北6条西3丁目 JR札幌駅構内 |
| 営業時間 | 6:30〜17:00(おむすびカフェ)、17:00〜22:30(エキナカビアホール) |
| 定休日 | なし |
札幌駅は言わずと知れた北海道最大の駅で、道内各地へ特急が出ています。隣のそうえん(桑園)は以前訪れた札幌競馬場の最寄り駅で、反対のなえぼ(苗穂)はサッポロビール園が近くにあります。本日向かう帯広は苗穂方面となります。
帯広までは特急スーパーおおぞらで向かいます。スーパーおおぞらは札幌から稚内まで走っているスーパー宗谷と並んで北海道でも豪華な特急として有名ですね。札幌から釧路まで結んでいることもあってビジネスで利用されることも多く、グリーン車から売れることもあるそうです。
さっそくグリーン車に乗り込みました。グリーン車は横が2席と1席の3席しかない余裕のある配置となっています。その3席は真ん中を境に1-2と2-1の配置が変わっています。
座席はかなり大きくゆったりと座ることができます。頭部のあたりにある枕っぽいものは上下に動かすことができるので、ちょうどよい場所に頭を乗せることができるようなっています。前後の間隔があるので、前の席が後に倒しても全然圧迫感はありません。
座席にはコントロールパネルが付いていて、すべて電動で操作をすることができます。レッグレストを上げると足を浮かすことができるので、リクライニングと合わせてリラックスができます。私も楽でつい途中でうとうとと寝てしまいました。
シートコントロールパネルの反対側には、音楽用のコントロールパネルが付いています。新幹線に付いている物と同じですね。
このスーパーおおぞらにもパソコン用電源が壁に付いています。携帯の充電なんかに使えるのでとても便利です。
帯広駅には定刻の9:19に到着しました。帯広駅は根室本線の駅で、隣のはくりんだい(柏林台)が札幌方面、さつない(札内)が釧路方面です。
まず最初にタクシーで向かったのは旧愛国駅です。ここまで小型車のタクシーで2930円でした。愛国駅は「愛の国から幸福へ」で有名となった旧広尾線の駅で、1987年の広尾線廃止によりこの駅も廃止になりました。廃止後は交通記念館として駅舎が残されております。
愛国駅の手前には昔の客車と思われるものがありました。何かで使用していたのか、内部はちょっと荒れていて座席とかはありませんでした。
駅舎の中に入ると、廃止前に使われていたものなどがたくさん展示されていました。壁にはここに来た人たちが記念に残していった無数の名刺や切符、飛行機の搭乗券などが貼り付けてありました。
運賃表と時刻表も当時のまま残っていました。一日に6本しかなく1本逃すと次の列車がくるまで何時間も待たなければならなかったのですね。
廃止前に使われていた機材。何に使用していた物かはわかりません(笑)。
展示された物の中でも「広尾線のあらまし」「思い出の鉄道用具」は興味深く、時間を掛けて見入ってしまいました。ただ後から車で来た人たちや、地元の子供がちょっとうるさかったのが残念です。
鉄道用具の中で一番目を引くのは切符売り場で使われていた用具ですね。いろいろな切符が保管されていました。
駅舎の外に出て駅舎の右隣には切符型の石碑が建っていました。
愛国駅の駅名標です。きたあいこく(北愛国)が帯広方面、たいしょう(大正)が広尾方面です。大正は"TAISHO"や"TAISYO"とかではないのですね。
「愛国駅と国鉄広尾線のあゆみ」です。読んでいると廃止前に来たかったなぁと思いますね。廃止当時は学生でとても北海道にまで来るお金がありませんでした。
線路には9600型蒸気機関車が静態保存されています。ホームに9600型蒸気機関車の説明があったのですが、製造年月日はなんと大正7年3月28日だそうです。90年も前に製造されたものなんですね。
蒸気機関車の運転席部分です。ここも保存されている物はみな状態が良く、とてもよく手入れされているのがわかりますね。
10:30を過ぎたので、バス停へと向かいました。バス停にある時刻表を見ると、現在は一日10本以上運行されていることから、広尾線が廃止された当時よりも実は地元の方にとっては便利になっているのかもしれません。
幸福のバス停は4〜5分ほど歩いたところに旧幸福駅があります。バス停からは離れてはいますが、バス停からは駅舎や車両が見えていますので、迷うことはありません。
駅舎の中は愛国駅とは比べものにならないくらい、おびただしい数の名刺が貼ってありました。
駅舎の裏にはハッピーベルが設置してあって、多くの観光客が鳴らしていました。
駅のホーム側からみた駅舎です。向こう側にはお土産屋が2軒あり、レプリカの切符や幸福駅にちなんだお土産がたくさん売っていました。私もレプリカの切符を購入する気でいたのですが、何人も客が注文していて待っている内に何だか違う気がしてきて、買うのをやめてしまいました。
駅からホーム側へ行くと、遠くに日高山脈が見えました。青い空と白く雪が積もった山で綺麗でした。
幸福駅の駅名標です。こちらの大正は"TAISHO"なんですね。
幸福駅にはホームと列車が保存されています。これだけ見るととても廃止になっているようには見えませんね。
ホーム上から見た列車です。今にも動き出しそうです。
列車の内部は使用されていた座席がそのまま残っていました。車窓からの眺めがいいですね。
ホームの手前にもう一両の車両が保存されいます。こちらは窓まで高さがあるので内部まで見ることができませんでした。
幸福駅の側には幸福簡易郵便局がありました。訪れたのが日曜日でしたので営業はしていませんでした。またこの郵便局のすぐそばに帯広空港へ向かうバスの停留所があります。
幸福バス停付近に戻ってきました。標識を見ると帯広からは21キロも離れた場所だったのですね。帯広駅前へ向かうバスまで時間があるので、右奥に見える待合所に入って待ちました。バス停は左に見える車の右にあります。帰宅してから気付いたのですが、幸福神社という神社があったんですね。30分近く待っていたので行ってもよかったです。
バスは定刻よりもやや遅れて12:50頃に幸福のバス停へやってきました。そのバスに乗り込み帯広駅へ向かっていると、今度は西12条40丁目というバス停が。40丁目って何丁目まであるねん!って感じですね(笑)。
さっそく豚丼の梅を注文しました。こちらのお店は豚肉の量に応じて松竹梅と華の4つのランクがあるのですが、松→竹→梅→華という順番で量が多くなります。本来であれば松の方が梅よりも上位なのですが、こちらのお店の女将さんの名前が梅さんだったことから梅の方が上位なんだそうです。| 店名 | ぱんちょう |
| 住所 | 北海道帯広市西一条南11-19 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00 |
| 定休日 | 月曜・第1、第3火曜(祝日の場合営業、翌日休) |
帯広駅前からバスに乗って今度は帯広競馬場へと向かいました。競馬場前のバス停で降りると、目の前に帯広競馬場のスタンドがありました。14:20を過ぎているのですが、この時間でも来場者が多かったです。なぜか競馬場に来ると早足になってしまうんですよね(笑)。
スタンドの入口です。壁にあるパネルですが、ものすごい迫力ですね。手前のやきとり屋に行列ができていました。なんだか気になりますが昼ご飯を食べたばかりですし、夕飯まで時間がないので諦めました。
ばんえい競馬にも競馬新聞があります。今回購入したのは競馬ブックです。競馬ブックはJRA版のものをいつも購入しているのでレイアウトは見やすかったです。でも成績欄の右に短評がないですね。
帯広競馬場はばんえい競馬専用の競馬場で、コースがすぐ近くにありとても見やすいですね。以前はばんえい競馬だけではなく、平地競走のホッカイドウ競馬も開催されていました。そのためYahoo!やGoogleの衛星写真を見ると、楕円形の平地競走のコース跡が見ることができます。
観客がいる場所とコースの間に出走馬が本馬場入場する通路があって、観客は目の前に出走馬を見ることができます。ばんえい競馬はそりを引いてレースを行うため、馬には鞍がなく、騎手はパドックと本馬場入場の時だけ直接ばんばに跨ります。
スタンドの中に入ってみました。来場者が多かったのでスタンドの中は混み合っていました。馬券の販売所が少ないので購入するためにはかなり並ばないといけないほどでした。そういえばスタンドの中ではストーブ?のような暖房があちこちに置いてありました。
第8レースの馬券を購入しました。近走1着と2着が続いていて走破時計が優秀な(1)ミサキスペシャルが本命で馬単の軸に。前走の昇級戦を4着に好走した3番人気の(8)ホッカイヒカルと前走1番人気を裏切ってしまった2番人気の(10)コーネルフジを相手にしました。さて、初めて買ったばんえい競馬の馬券は当たるのでしょうか?
第8レースがスタートして最初の障害に向かって全馬ダッシュをしましたが、風がスタート地点からゴールへ向かって吹いていたため砂煙でよく見えませんでした。 一応レースは第2障害を先頭で上りきった人気の(1)ミサキスペシャルがそのまま逃げ切り1着、2番手で下りた(10)コーネルフジと3番手で下りた(8)ホッカイヒカルがゴール前追い詰めて2、3着に。結果的には人気サイドで決着しました。配当は1-10で7.0番でした。最初のレースで的中。幸先の良いスタートですね。
第9レースの馬券を検討して購入後スタンドを出ると、パドック横でイベントが始まっていました。イベントは本日行われるばんえい記念のトークショーで、第6レース終了後と第8レース終了後の二回行われるとのことでした。二回目の今回は競馬評論家の須田鷹雄氏とテレビ東京の競馬中継でおなじみの矢野吉彦氏がトークしていました。既に人垣ができていて遠目にしか見ることができませんでしたが、なんとか須田氏の顔を見ることができました。
こちらは矢野氏ですね。ちなみにイベントはばんえい記念の勝ち馬予想トークだったのですが、本命を何にしていたのかわかりませんでした(笑)。
さて第9レースの馬券ですが、3走前に今回よりも重い負担重量で勝っていて前走も2着の1番人気(3)メダマが本命。前々走チャンピオンカップで実力馬カネサブラックと本日のばんえい記念で人気になっているナリタボブサップを破っている3番人気(5)ツジノコウフクが対抗。それと前々走でやはり今回よりも重い負担重量で勝っていてパドックで美しい尾花栗毛の馬体をひときわ輝かせていた2番人気の(10)コーネルを相手にしました。前走でメダマを破っていて今回一気に負担重量が増える(9)ホクショウダイヤも切った割には気になりますが・・・。
レースは第2障害まで横一線でしたが、先に上りきった(5)ツジノコウフクを下り坂で一気に抜き去った(3)メダマがその後も差を広げて楽勝。(5)ツジノコウフクが2番手を守りきって2着。3着には追い込んだ(9)ホクショウダイヤが入りました。残念ながら対抗に推した(10)コーネルは着外に敗れてしまいました。配当は3-5で10.9倍でした。共に人気サイドとはいえ2レース連続で的中。これはやはりビギナーズラックなんですかね。
さぁ、いよいよメインレースのばんえい記念です。ばんえい記念は ばんえい競馬最大のレースで、出走馬は何と1000キロ(牝馬は980キロ)の重量もあるそりを引く過酷なレースなんです。パドックはすでに混雑していましたので、馬券の検討に集中しました。さすがにメインレースだけあって馬券売り場は大混雑。馬券を買うまでに10分くらいかかった気がします。馬券購入後は第1障害付近に陣取って本馬場入場を待ちました。
2番人気の(5)ナリタボブサップです。今年度重賞では北見記念と900キロの重量で帯広記念を制しており、1200キロの馬体で今回の重量もこなすことができるだろうと人気を集めました。近走の成績も安定していることもありますし、今回打倒トモエパワーの一番手として期待されていました。
3番人気の(8)アンローズです。3歳時にはばんえいオークスと牝馬ながらばんえいダービーを制し、古馬になってからも重賞の北見記念と岩見沢記念を2度ずつ勝つなど、牡馬顔負けの女傑です。今年度は重賞の勝利はありませんがここ2走特別戦を連勝していて復調気味ということや、このレースで引退ということもあって熱心に声を掛けるファンが多数いました。
4番人気の(9)ミサイルテンリュウです。3歳時から4歳時は条件戦を走っていましたが、徐々に力を付けて5歳になってオープン入り、7歳になって113戦目にようやく帯広記念で重賞勝ちを収めた超晩成型の馬です。その後も旭川記念や北斗賞を制するなど常に上位に顔を出す堅実さが認められています。
5番人気の(6)シンエイキンカイです。3歳時のはなます賞で後にこのばんえい記念を4連覇してばんえい競馬最強馬と言われたスーパーペガサスを破り初重賞制覇、その後もスーパーペガサスやミサキスーパーら強豪馬と好勝負を演じて来ました。11歳馬ということで今年度の重賞ではよいところはありませんでしたが、昨年のばんえい記念はトモエパワーの2着と好走しており、今回も上位争いに食い込むことが期待されました。
さて馬券ですが、人気・実力的に昨年の覇者(1)トモエパワーを中心にしたいところですが、近走の不振ぶりがどうしても気になって本命にすることができませんでした。そこで思い切って昨年の3着馬で近走の安定している(9)ミサイルテンリュウを本命として、相手に帯広記念を制してパワー勝負に期待が掛かる(5)ナリタボブサップが対抗。そして押さえにやはり(1)トモエパワーと昨年の2着馬シンエイキンカイを押さえとしました。
スタート直前のスタンドの様子です。すごい人の数ですね。
レースのスタート時刻を過ぎてしばらくして再び陸上自衛隊による演奏があり、重賞のファンファーレが流れました。レースがスタートすると、さすがに1000キロという重量や馬場の水分量が0.6%という過酷な条件であることから、かなりゆっくりしたレース運びとなりました。第1障害は(5)ナリタボブサップが先頭で通過しました。
このレースも砂煙で見にくくなりました。第2障害手前で内から(1)トモエパワーがじわじわと上がってきました。そして外からは(7)スターエンジェルと(9)ミサイルテンリュウが先頭争いです。第2障害はほぼ横一線でどの馬も苦戦をしていましたが、観客が皆大きな声で応援していました。
(1)トモエパワーが先頭で第2障害を通過して抜け出すとそのまま押し切って連覇を果たしました。2番手で第2障害を超えた(9)ミサイルテンリュウが2着を確保。そして3番手で第2障害を超えた牝馬(7)スターエンジェルが3着でした。上位がゴールしてからも観客はゴールに向かってくる出走馬に歓声を送っていました。とりわけ(8)アンローズには大声援がありました。そして最後になってしまった(10)ダイニハクリュウはかなり遅れてゴールして結果的に失格となってしまいましたが、大声援と拍手でゴールに迎え入れていました。
ばんえい記念の興奮冷めやらぬまま、最終レースの馬券を検討しなければなりません。最終レースは200万円未満条件という下級条件戦で実力が拮抗して難解な一戦です。
メインレースが終わって多くの観客が帰ってしまったのでスタンドもやや閑散としていました。その中第10レースがスタートしました。負担重量が軽めのせいか引っ張るというよりもダッシュしています。
第1障害も一気に通過していきました。どんどんダッシュしていくためこちらも走らないと追いつかないほどでした。
レースは第2障害を最初にクリアーした5番人気の(3)アアモンドヤワラがそのまま逃げ切り1着。砂煙で見にくかったのですが、第2障害を2番手で下りた(4)キンサマが2着に入り、最後に伸びてきた(2)エナジークンシが3着に入りました。配当は3-4で40.1倍と波乱となりました。メインレースに続いてこのレースも外してしまいました。1着に自分の本命が来ないと今ひとつ盛り上がりませんね・・・。
最終レース終了後は的中馬券を払い戻しをしたのですが、払い戻しの機械が少ないので10分ぐらいかかってしまいました。その後駅の方に戻らなければならなかったのですが、バスの時間が合わず、また駅から夕食の場所に行くにもバスの時間が合わなかったので、約4キロを歩いていくことにしました。夕食場所はレストランまなべです。レストランまなべはステーキハウスなのですが、味はもちろんのこと比較的リーズナブルな価格のため地元でも人気のレストランです。18:30頃に到着したのですが、すでに満席で25分ほど待つことになってしまいました。
まなべではステーキなどが中心ですが、このお店でしか提供していない、十勝牛の特製サガリステーキ(250g)を注文しました。しばらくしてサガリステーキに付いている生ハムが出てきました。生ハムはさっぱりしていておいしかったです。
生ハムを食べていると、サラダと特製サガリステーキが出てきました。サガリとは横隔膜の一部でハラミよりも肋骨に近い部位だということです。勢いで250gを注文したのですが、ボリュームが思ったよりも大きかったです。お肉はナイフでなかなか切れなかったのですが、簡単にちぎれるほど柔らかいのです。画像の右奥に写っているソースを掛けて食べるのですが、お肉は噛み応えがあっておいしかったです。お腹も一杯になりました。| 店名 | レストラン まなべ |
| 住所 | 北海道帯広市東九条南10-35-2 |
| 営業時間 | 11:30〜15:00 17:00〜22:00 |
| 定休日 | 不明 |
夕食を食べた後はレストランの近くからタクシーを拾ってホテルへと向かいました。本日宿泊するのは北海道ホテルです。その中で選んだのはスーペリアツインルームです。部屋自体はそれほど広くはないのですが、開放的で大きな窓がついているのが特徴です。右の画像ではカーテンが閉まっています。また通路へ出るドアの他に部屋にもドアが付いているので、防音効果があります。
バスルームはトイレと一緒になってはいますが、ほぼ独立した感じになっているので広々と使えますね。
三日目です。本日で最終日となります。5:30に起きてシャワーを浴びたりしながら支度をして、7:30頃1階にあるバードウォッチカフェへと向かいました。朝食は和定食・洋定食を選択できるのですが、私は洋定食を注文しました。洋定食では卵料理と付け合わせをそれぞれ3つから選択でき、私は目玉焼きと無添加ボイルベーコンにしました。目玉焼きは甘みがあり、ベーコンと合わせて食べるとこれまたおいしかったです。それと右の画像で左に写っているパン3種(おかわり自由)もおいしく、大変満足できました。
最終日は残念ながら天気が下り坂で午後から雨が降るとのことで、朝から曇っていました。天気が良ければ部屋から日高山脈が見えるそうなのですが、モヤってよく見えませんでした。テレビを見ていたら眠たくなってきたのでベッドで1時間ぐらい寝てしまいました。目を覚ますと外は細かい霧雨が降っていて道が濡れていました。予報よりも早い降り始めでちょっと困りました。
ホテルのチェックアウト時間である11:00になりましたので、チェックアウトの手続きを済ませ、向かったのはホテル内の和食レストラン六郎です。なぜこのホテル内のレストランにしたかといいますと、この六郎の料理人の方が考案した「とんとろろ丼」が十勝の料理コンクールで見事優勝し、豚丼に続くご当地グルメとして注目されているとのことで、ぜひその「とんとろろ丼」を食べてみたかったからです。| 店名 | 和食 六郎 |
| 住所 | 北海道帯広市西七条南19-1 北海道ホテル |
| 営業時間 | 11:00〜14:00 17:00〜22:00 |
| 定休日 | 無休 |
ホテルの外に出るとほとんど雨が降っていませんでしたので、傘を必要ありませんでした。振り返ってホテルの外観を見ましたが、意外と派手な模様だったんですね。そういえばこのホテルにはモール温泉が出て浴場で楽しめるそうです。タオルなども浴場に完備してあるそうで、手ぶらでも大丈夫だということだそうです。朝食前にちょっと行ってもよかったかな。
帯広駅に戻ってきました。ちょっと1階の待合室で座りながらこの後どうするか考えました。
まずはお菓子で有名な六花亭へと行くことにしました。六花亭は北海道土産でも代表的な「マルセイバターサンド」を作っているお菓子屋さんで、本店がここ帯広にあるのです。1階はお菓子売り場で2階に喫茶室を併設しています。
売り場へ行くとありました、「サクサクパイ」(125円)。サクサクパイは本店と西三条店でしか販売していないレアなお菓子で、賞味期限はなんと3時間。そのため空港などでお土産として販売できないそうです。実はここ本店では売り場横に無料のコーヒーコーナーが設置してあって、売り場で買ったお菓子を食べながらコーヒーが飲めるのです。私もサクサクパイを買って食べてみました。確かにパイはサクサクとしていて中のクリームは甘さ控えめでホワっとしていておいしかったです。| 店名 | 六花亭 本店 |
| 住所 | 北海道帯広市西二条南9-6 |
| 営業時間 | 9:00〜20:00 [喫茶室] 10:30〜18:00 |
| 定休日 | 無休 |
六花亭の次はさらに駅からは遠くなりますが、クランベリー本店へと向かいました。クランベリーと言えばスイートポテトが有名ですね。
クランベリーではスイートポテトを販売しているのですが、大きさが一定でないためグラム単位の量り売りとなっています。ただ売り場に併設してある喫茶コーナーでスイートポテトとドリンクがセットになった「スイートポテトセット」(450円)をいただくことができるのです。数量限定なので売り切れの可能性がありますが、私の様にちょっと試してみたいといった人にとってはうれしい限りです。| 店名 | クランベリー 本店 |
| 住所 | 北海道帯広市西二条南6-2-5 |
| 営業時間 | 9:00〜21:00 |
| 定休日 | 無休 |
クランベリーを出て帯広駅へと戻ってきました。北口に設置してある温度計を見ると・・・たった3度!?北海道に来てから昼間は10度以上まで上がっていたのに、急に冷え込みすぎです。でも朝新聞を見たときにこの時期平年の最高気温は5度前後ということなので昨日までが上がりすぎだったんですね。確かに昨年この時期に函館へ行った際には雪が降ったりしましたからね。
帯広駅前のバスターミナルを14:00に出発する空港連絡バスに乗って帯広空港へと向かいました。当初の予定ではこの日に幸福駅に寄ってからこのバスに乗る予定でしたが、この寒くてすっきりしない天気ではちょっと辛かったかもしれませんね。
空港の入口を通ると目の前にばんばの模型が目に入ってきます。やっぱり馬体重が1トンもあるばんばは大きいですよね。
空港内の案内板です。帯広からの定期便は東京(羽田)と名古屋(小牧)行きがあります。17:30に台湾・高雄へ向かうチャイナエアラインのチャーター便がありますね。
15:35発の羽田行きはエアバスA300-600Rです。展望台から近くに見ることができました。展望室から売店へ行きお土産を買いました。サッポロクラシックや六花亭の「雪やこんこ」などなど。そして手荷物検査場を通過してみると、搭乗待ちの人で一杯でした。今回はクラスJの最前列(81A)を予約していたので最後の方に乗り込もうかと考えていたのですが、お土産を入れる座席の上の荷物入れを確保したかったことから、つい優先搭乗をしてしまいました。
JAL1156便は定刻の15:35に出発しました。上昇中は雲が多かったので揺れましたが、雲の上に出ると大きな揺れはありませんでした。
飛行機はずっと雲の上を飛んでいました。機内誌を読んだりちょっと寝たりしながら過ごしました。羽田へ近づくと雲の中を通って下降したので機体はちょっと揺れました。そして羽田空港には17:05頃第一ターミナル側の34L滑走路に着陸しました。これで今回の旅は終了です。
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