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旅日記17 青春18きっぷで新潟四大ラーメンの旅
1日目 湯檜曽駅と青海川駅、そしてラーメン
テレビのCS放送を見ていたときに駅の周りに何もない「秘境駅」と呼ばれる駅が紹介され、私もそのような駅にいつか訪れたいと思っていました。ネットでいろいろ調べていると、秘境駅だけではなく、景色が素晴らしい駅というものも存在し訪れる人が多いことがわかりました。折しも青春18きっぷの適用期間(平成20年7月20日〜9月10日まで)であり、終盤であれば学生も夏休みが終わって空いてくるのではないかと期待し出かけることとしました。訪れる先としては、景色がよいとされる新潟県の青海川駅、長野県の姨捨駅、神奈川県の根府川駅と、ループ線が見える群馬県の湯檜曽駅などが候補となりました。
高崎線に乗るためホームへ行くと、すでに列車は停車中でした。中はガラガラでしたので先頭車両のボックス席に座ることができました。高崎線は5:13に発車しました。
列車は発車しましたが、まだ5:13なんですよね。空は明るくなってきていますがいつもならまだ寝ている時間ですよね。金曜日の朝ということもあるのですが、さいたま新都心あたりから反対側の上野方面のホームに列車を待っている人が多くいることに驚きました。こんなに朝早くから出勤している人がいるんですね。
終点の高崎駅には6:55に到着しました。こちらの駅も通勤・通学客が多かったです。先日こちらの駅名標を撮影し損ねたので今回撮れてよかったです。
上越線のホームへ行くと列車が停車中でしたが、中を見ても空いている席が少なく、何とかボックスの通路側席を確保できました。高崎駅を7:10に出発して外の景色を見ていると、新前橋駅で窓側の乗客が降りたため、窓側に移動することができました。しかし、乗り込んできたおっちゃんが新聞を読むためカーテン?を下ろすように依頼したため外の景色が見えない状態に・・・。結果的には新前橋駅を出た直後に日差しが差し込んだ以外はおっちゃんが下りた渋川駅までほとんど日差しがなかったので意味がありませんでした。水上駅に近づくにつれて山の中に入っていくのがわかりました。
終点の水上駅には8:13に到着しました。まだ朝早いこともあるのか、水上駅で出る人よりもさらに先に行く列車に乗り換える人が多かった気がします。
今度は同じ上越線でも長岡行きに乗り換えです。のんびりとしていたせいか今度は席が空いていなかったので立つことになりました。まぁ次の駅までなので無理して座る必要はありませんが。列車は水上駅を8:19に出発しました。
隣の湯檜曽駅には8:23に到着しました。湯檜曽駅の長岡方面は地下ホームにあります。ここでは私以外に2、3人下車しました。長岡行きの上越線を見送りました。水上−長岡間は一日に5〜6本しかないため途中下車は厳しいのですが、運良くこの時間は次の列車が1時間半ぐらいで来ますので下りることができました。
湯檜曽駅は水上の次の駅であり、次は土合駅です。土合駅は長岡方面のホームが地下深くにある秘境駅として有名で、駅舎から400段以上もの階段を下りないとホームにたどり着かない、日本一のもぐら駅だそうです。
列車が発車したあと再び水上方面を見ると、駅がトンネルに入った直後にあることがわかります。
ホームから通路を見るとこんな感じです。改札に行くにはこの通路を歩かないとたどり着きません。改札は突き当たりを左に曲がるとすぐに見えます。
通路の突き当たりを右に向いたところです。先ほどの長岡方面のホームは画像の右になります。水上方面のホームは正面の階段を上ったところにあります。改札は後になります。
通路の階段を上って地上ホームに出てみました。山の中の駅でいい眺めですね。
湯檜曽駅といえばやっぱり山に見えるループ線ですね。土合方面から来た列車は高低差のため直接この湯檜曽駅に入れないので、いったん山をぐるりと周りながら下り、トンネルを通って駅に入ってくるわけです。ぱっと見ではループ線は他の方面へ向かう路線に見えますね。全国にループ線はいくつかありますが、駅にいながらこれだけはっきり見えるループ線は数少ないと思われます。
ループ線を近くで見るためホームの先端に行くと、そこに立てられていた棒の上にトンボが止まっていました。これは帰宅した後調べてみたところ、アキアカネみたいですが確信は持てません・・・。最近自宅付近ではトンボを見なくなり残念ですね。
ホームの先端で待っていると、8:40ぐらいに列車が走る音が遠くから聞こえてきました。すると土合方面から来た列車がループ線(画像では左から右)にやってきました。本当に高いところを走っていますね。
ループ線を走る列車が見えなくなって2分ほどしてからでしょうか、今度はループ線の下にあるトンネルから列車が出てきました。いい天気で列車もバッチリ見えてとても良かったです。
8:47頃に水上駅に戻ってきました。この次に乗るのは今乗ってきたこの列車だと思われますが、一旦駅の外に出ることにしました。改札前には待合室があったので、のんびりと待ちました。待合室はエアコンが効いていて涼しかったです。9:20分頃飽きてきたので駅の外に出てみました。水上駅は水上温泉が近くにあり駅の正面にお土産屋が並んでいます。
ひととおり駅前を見た後、改札を通って長岡行きのホームへ行くと、やはり先ほど乗ってきた列車でした。そしてボックス席の進行方向窓際に座っていると、9:40頃に高崎方面から特急水上が入線してきました。すると特急に乗っていた乗客の多くがこの上越線に乗り込んできました。どうやら湯檜曽駅で待っていたら座るのが厳しかったかもしれません。
途中越後湯沢駅で特急はくたかを見たりしながら、上越線は厳しい山間の路線を走り抜け、11:41に宮内駅に到着しました。宮内駅は上越線と信越本線の接続駅で、まえかわ(前川)が信越本線、えちごたきや(越後滝谷)が上越線になります。上越線は長岡まで運行していますが、正確にはこの宮内駅が起点(終点)だそうです。この駅名標には左側から上に何か付いているのですが、これは雪が降った際などに水を出して雪を溶かすためのものでしょうか。
長岡方面のホームの先端には列車停止位置の標識があるのですが、この「雪」ってなんのことでしょうかね。ちょっと気になったので撮影してみました。
宮内駅の東口側に出ました。宮内駅の近くにある摂田屋地区は酒、醤油、味噌などの醸造が盛んということで駅の前に大きな樽が置いてあります。このあとちょっと時間があったので覗いてみてもよかったですね。(帰ってから樽の存在に気付きました・・・)
駅の正面には本日最初の食事処である青島食堂があります。この青島食堂は新潟四大ラーメンの一つ、「長岡流生姜醤油ラーメン」の代表店なのです。
青島食堂の店内に入るとお昼前だというのに空席は2席ほどしかなかったです。席に座るとさっそくラーメンを注文しました。待っている間テレビの天気予報を見ると、夕立があるかもということでした。傘を持ってきていないので降らないで欲しいです。| 店名 | 青島食堂 宮内駅前店(あおしましょくどう みやうちえきまえてん) |
| 住所 | 新潟県長岡市宮内3-5-3 |
| 営業時間 | 11:00〜20:00 |
| 定休日 | 第3木曜日 |
青島食堂を出て時刻表を調べたところ、すぐに到着する長岡行き列車があったため、宮内駅まで戻りました。そして12:16発の信越本線に乗って長岡駅へと行きました。
長岡駅は信越本線の駅で上越新幹線も通っています。長岡といえば花火大会が有名ですね。
まず向かったところは駅ビルCoCoLoの中にあるフレンドというお店です。フレンドは新潟では有名なお店で新潟の代表するローカルフードが食べられるお店なのです。
フレンドのお店では「イタリアン」を注文しました。他のフレンドのお店はファーストフードの店構えなので店内で食べることができるのですが、ここCoCoLo長岡店はテイクアウト専門のため店内で食べることができません。そこでお店のすぐ脇にあるソファーで食べることにしました。イタリアンとはやきそばの上にトマトソースがかかっているものです。さっそくフタを開けると出てきました。たっぷりトマトソースがかかっておいしそうですね。で、いざ食べてみると・・・なんとも不思議な感じ。麺がもちもちしているので食べ応えはありますね。おいしい!というほどではありませんが何となくまた食べたくなる味でした。| 店名 | フレンド CoCoLo長岡店 |
| 住所 | 新潟県長岡市城内町1-611-1駅ビルCoCoLo長岡内 |
| 営業時間 | 10:00〜20:00 |
| 定休日 | 不定休(CoCoLo長岡に準ずる) |
イタリアンを食べてからは東口にあるドトールで時間を潰しました。そして14:00頃長岡駅構内へ。しばらく待っていると直江津方面行きの信越本線の列車が入線してきました。車内に乗り込むとボックスの席は乗客が座っていたのでドア横の座席に座りました。14:36に列車は発車しました。
列車は単線の線路をのんびりと進み目的地の青海川駅には15:27に到着しました。私の他には2、3組の乗客が降りましたが、皆迎えに来た車に乗って行きました。
青海川駅は無人駅で日本海沿いの駅としては最も海に近い駅として有名で、ドラマの舞台としても使われたことがあるそうです。数年前の土砂崩れによりホームの一部が埋まり信越本線が不通になり、懸命の復旧作業により元通りの駅に戻ったそうです。ホームから見る日本海も健在です。いかがでしょうか、海とは反対側のホームから見る景色は。最高ですね。
現在は日本海側のホームに防風壁が設置されています。以前はこの防風壁はなく、また駅名標も木製だったこともあり、バックの日本海との景色はそれはもう最高だったそうです。今駅名標が入るアングルで見るとこんな感じです。
青海川駅にはきれいな駅舎が建てられており、中にはベンチと駅ノートがありたくさんの書き込みがありました。
駅舎のホーム側には青海川駅の場所を示した大きな地図がありました。
青海川駅は近所の工事の人たちがいた他は私一人でしたが、画像の奥に見える山?の上から数人の若者が下りてきて撮影をしていました。上から見るホームもいいかもしれませんね。それから今回は時間が早いため無理ですが、夕方ホームから見える夕日も見てみたいです。
15:55ぐらいに直江津方面から来た特急北越が青海川駅を通過していきました。やはり先頭部分が逆光で暗く写ってしまってますね。
今度は16:00ちょっと前に長岡方面から快速くびき野が通過していきました。快速なのですが、特急の車両なんですね。乗る際にはちょっとお得感がありますね。
快速くびき野が通過した後すぐに長岡行きの信越本線の列車が入線してきました。この列車で新潟方面に戻ります。列車は定刻の16:01ぐらいに青海川駅を発車しました。
終点の長岡駅には16:55に戻ってきました。今度は同じ信越本線でも新潟方面へと乗り換えです。車内は通勤・通学から帰宅する人たちで混雑していました。列車は17:01に出発しました。
当初の計画では新潟市内で夕食にするつもりでしたが、ここは計画を変更して西燕へと向かいます。途中の東三条(17:26)で下りて同じホームの先端にある0番線から弥彦線の車両に乗り込みました。すると車両の中は学生でいっぱい!!列車の床に直接座る男子学生、シートの上であぐらをかく女子学生・・・、我々が学生の時はこんな風だったかなぁ?
地元でも人気店ということで混雑を覚悟して入店しましたが、店内には2組の先客しかいませんでした。おかげでテーブルを一つ占有できました。さっそく中華そばを注文すると、しばらくしてやってきました。背脂が浮いているスープを飲んでみると見た目よりもあっさりしていてそれほど脂っこくありません。またきしめんのような麺を食べてみるとシコシコと歯ごたえがあって食べごたえがあります。それとなんと言っても特徴的なのは上に乗ったタマネギですね。歯ごたえの変化と口の中に残った脂身を解消してくれる気がしました。でも元々脂身が苦手な私なので最後の方はちょっとつらくなってしまいました。一応麺は完食できましたが、スープは全部飲むことができませんでした。ラーメン自体はおいしかったです。スープの表面を覆った脂身のおかげでスープは最後まで熱々でした。汗をたくさんかいてお店を後にしました。| 店名 | 杭州飯店(こうしゅうはんてん) |
| 住所 | 新潟県燕市西燕49-4 |
| 営業時間 | 11:00〜20:30 |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
西燕駅には外が真っ暗になる直前に戻ってくることができました。先に一人待合室で待っている人がいましたが、程なく入線してきた吉田行きの列車に乗っていきました。その後残されたのは私一人。携帯で経路検索をしてみたら新潟へは先ほどの列車に乗って吉田駅から越後線に乗っていった方が早く着いたことがわかりました。ちょっと失敗です。
西燕駅の無人駅で駅構内にSuicaの機械が置いてありました。西燕駅から燕駅方面に二駅行くと上越新幹線が停車する燕三条駅です。
座席に座ることはできませんでしたが、終点の東三条駅には18:59に到着しました。ホームに出ると相変わらず学生がたくさん。19:06に新潟行きの信越本線の列車が入線してきましたが、意外と乗車する人が少なく座ることができました。列車の中では外を見ても真っ暗で面白くないのでずっとボーッとしていました。
終点の新潟駅には定刻の19:55に到着しました。さすがに新潟駅は人が多くいて忘れかけていた都会の賑やかさを少し思い出しました。改札があるホームへ行くと、そこにはらくらくトレイン村上が停車していました。これは首都圏でいうホームライナーなんでしょうか。
新潟駅に来たのは約6年ぶりでしょうか。前回来たのは日韓ワールドカップの準々決勝イングランドvsデンマーク戦の時です。あの時は駅の周辺が賑やかで夜中になっても騒がしかった記憶があります。
本日宿泊するのはホテル新潟です。ホテル新潟は新潟市内でも大きなホテルでなかなか評判もいいようです。今回予約したのはデラックスシングルで、画像の通り清潔で広い部屋なのがいいですね。テレビを見ながら先ほど買ったヨーグルトを食べて過ごしました。そして23:00頃寝ました。これで長かった一日目は終了です。
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