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旅日記18 桜島と鹿児島ラーメンの旅
3日目 指宿枕崎線とまぐろラーメン
三日目です。朝6:30に起きて外を見ると前日と同じように雨が降っており、ちょっと残念なスタートになりました。ただ本日はあまり外を歩き回らないので雨でも大丈夫です。本日はJR最南端の路線である指宿枕崎線に乗って終点の枕崎駅まで行く予定です。
鹿児島中央駅に着いて1番線のホームへ行くと、ちょうど列車が到着したばかりでたくさんの乗客とすれ違いました。まだ着いたばかりということもあってボックス席窓側の座席を確保することができました。発車時刻が近くなると、どんどんと学生が乗り込んで来て立っている乗客も出るほど混んできましたので早く来ておいてよかったです。列車は定刻の9:59に鹿児島中央駅を出発しました。
10:19に坂之上駅に到着すると、大勢乗っていた学生たちが降りていきました。正面に座っていた女子学生が立つと、プラスチックのバックを席に忘れたままだったので、声を掛けて渡すことができました。置き忘れなくてよかったですね。家に帰ってから地図で調べると、坂之上駅の近くには鹿児島国際大学があるので、そこの学生さん達だったようです。
列車は11:22に終点の山川駅へと到着しました。線路を挟んで反対側(画像では左側)のホームには枕崎行きの列車が既に止まっていました。今気付いたのですが、駅の外にはJR日本最南端の有人駅という碑が建っていますね。つまりこの山川の次の駅から指宿枕崎線終点の枕崎まではすべて無人駅ということなんですね。
山川駅はいまやってきた方面の隣の駅がいぶすき(指宿)で、これから向かう方面の隣の駅がおおやま(大山)となります。
山川駅までもワンマン運転でしたが、これから乗る列車も2両編成でワンマン運転ですね。
ホームを歩いていると、脇に咲いていたハイビスカスに同じ大きさぐらいの大きなアゲハチョウが蜜を吸っていました。こんな大きなアゲハチョウは見たことなかったので、思わずシャッターを切ってしまいました。帰ってからネットで調べてみると、大きさや羽の特徴からモンキアゲハというアゲハチョウの一種のようです。きれいなチョウですね。
車両に乗ってみると、座席の配置とかは先ほどまで乗って来た車両と同じボックスタイプでした。運転席の後には運賃箱があって、上には運賃表がありました。これからの路線は無人駅しかないので、後の車両はドアが開かず前の車両の後のドアから乗り込んで整理券を取り、前のドアから運賃を払って降りることになります。
列車は山川駅から二つ目の駅、西大山駅に11:54に到着しました。西大山駅はJR最南端の駅で、沖縄のゆいレールが開通するまでは日本最南端の駅として有名でした。指宿枕崎線では、日中の時間帯はこの西大山駅で2分ほど停車して降りて見学や撮影などができるようにサービスを行っています。ホームの西側には標識が立っていて、天気が良ければ後に開聞岳が見えるのですが、雲がかかって見えませんね・・・。
西大山駅の駅名標の隣にはJR日本最南端の駅・西大山駅と大きな駅名標がありました。
今回訪れた最南端・西大山駅で最北端・稚内駅、最東端・東根室駅、最西端、佐世保駅とJRの端である駅にすべて到達することができました。東根室駅ができたのがまだ新しいせいか、最東端が根室になっていますね。
西大山駅には一日8往復の列車が停車します。枕崎方面は4時間、指宿方面は5時間列車が来ない時間帯がありますね。逃したら大変です。
西大山駅を11:56に出ると列車は開聞岳に近づいていきます。車内からは開聞岳が見えるのですが、やはり雲がかかってよく見えませんね。
開聞駅を過ぎるとどんどん天気が回復してきて日差しが出てきました。のんびりと列車は進んで終点の枕崎駅には12:49に到着しました。JR日本最南端を走る指宿枕崎線の終着駅・枕崎駅に到着です。
終点の枕崎駅でも無人駅で駅舎もありません。ホームの出口付近枕崎という標識が立っているだけ、というのはちょっと寂しいですね。
列車はいったんドアを締めて停車中です。この後13:19に指宿へ向けて出発します。
朝から何も食べていないのでこれから昼食です。歩いて15分ほど歩くと目的のお店である、らーめん香月に到着しました。海に近いせいもありますが、ちょっと風が強かったです。
らーめん香月の名物は、何と言ってもかつおラーメンですね。枕崎ではかつおラーメンを出すお店が数店あってそれぞれのお店が独自のラーメンを作っています。その中で発祥のお店と言われているのがこのらーめん香月なのです。| 店名 | らーめん香月(かげつ) |
| 住所 | 鹿児島県枕崎市中央2 |
| 営業時間 | 11:00〜14:30(L.O.)、17:30〜21:00(L.O.) |
| 定休日 | 月曜日 |
枕崎駅へ戻る途中でふと道路の標識を見ると、「枕崎かつお街道」と書かれていました。そのまんまですが、いいネーミングですね。
途中で通りがかったお菓子屋さんです。そういえば鹿児島といえば、かるかんが有名でしたね。
枕崎駅に戻ってきました。枕崎駅の入口は狭くてちょっと寂しいですね。
ホームへ行ってみました。先ほど停車していた列車は出発済みなので、ガランとしていて静かでした。
車止めです。ここで指宿枕崎線の線路は終わっています。
時刻表を見ると枕崎駅から発車する列車は一日6本しかありません。また運賃表を見ると鹿児島中央駅から枕崎駅までの駅の数が多く、本日普通列車で乗ってきたことを考えるとかなり長かったですね。
駅近くのターミナルには灯台の形をしたオブジェがありました。次に乗車予定のバスがくるまでまだ時間があるのでベンチに座りながら待っていると、タクシーでやってきた女性が鹿児島空港へ向かうバスに乗り損ねていました。「間に合わなかった〜」と笑っていましたが、その後どこかへ行ってしまいました。果たして飛行機に間に合ったのかな?
15:15ぐらいに加世田のターミナルに到着しました。実は今乗車しているバスの路線は鹿児島交通枕崎線が走っていた路線(枕崎−伊集院)をバスに転換したもので、この加世田は駅だったそうです。現在はバスターミナルになっていて、廃線前に使用していたと思われる機関車が置いてありました。
バスは機関車の近くを通りましたので、横からと正面からを見ることができました。ターミナルには南薩鉄道記念館もあるそうなので、時間があれば見学するのもよさそうですね。
バスは16:20ぐらいに伊集院駅へと到着しました。伊集院駅は鹿児島本線の駅です。駅には学生がたくさんいました。
駅前には島津義弘公の立派な銅像がありました。
列車が車で時間があるので、待合室で時間を潰しました。そして3分ほど前になってから改札を通ると、目の前には乗用車が並んでいます。
前述したとおり、鹿児島交通枕崎線が伊集院−枕崎間を走っていたため、元々鹿児島交通の線路があった訳です。現在はその線路跡が駐車場として開放されているそうです。
隣の駅は鹿児島中央方面がさつままつもと(薩摩松元)で、川内方面がひがしいちき(東市来)です。
16:50に川内行きの鹿児島本線が入ってきました。乗り込むと車内は結構混雑していました。
串木野駅には17:10に到着しました。串木野駅からは徒歩で10分ほど歩いたところにある味工房みそのへと向かいました。
味工房みそのはまぐろラーメンのお店です。枕崎のかつおラーメンと同じようにこちらもお店で独自のまぐろラーメンを出していて、この味工房みそのは人気店の一つだそうです。
まぐろラーメンと一緒に注文したマグロの包み餃子もアツアツで、かじると中から肉汁が出てきておいしかったです。何も言われなければマグロと気付かないかも知れませんね。| 店名 | 味工房みその |
| 住所 | 鹿児島県いちき串木野市北浜町4 |
| 営業時間 | 10:30〜14:30、17:00〜21:30) |
| 定休日 | 不定休 |
ラーメンを食べた後、串木野駅に戻ってきました。
駅にあった地図を見ていたら、まぐろ本町という地名を見つけました。これまたストレートなネーミングですね。
ホームに行くと、まぐろラーメンの看板が見えました。御当地ラーメンとして力が入っているのがわかりますね。「新」と書いてあるってことは、元祖の御当地ラーメンがあったのかな・・・?
線路の脇に大きな車輪が置いてありました。あれは何の車輪なんでしょう?
名所案内の標識を見ると、甑島(こしきじま)が書かれていました。そういえばこの串木野から甑島に渡るフェリーが出ているんですよね。
串木野駅の隣の駅は、鹿児島中央方面がいちき(市来)、川内方面がこばんちゃや(木場茶屋)です。
鹿児島中央駅からは市電に乗ってホテルに戻りました。ホテルでは再びチェックインの手続きを行いました。本日宿泊するのはハリウッドツインです。シングルルームが満室だったためグレードを上げました。部屋は明るくていいですね。多くのホテルの部屋はあまり明るくないので、こういう明るい部屋だと安心できたりします。翌日の行動予定を考えながら、23:00頃寝ました。これで3日目は終了です。
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