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2011/06/21更新
片道乗車券を発売できる区間を往路、復路とも同区間、及び同経路で往復する場合に発行する乗車券。
主にAサイズの硬券が使用され、Dサイズの硬券が使用する駅、区間もあった。
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大人小児用 淡青色 Aサイズ 倉敷駅発行 S51.10.14 | 〔JR東海〕 大人小児用 淡青色 Aサイズ 枇杷島駅発行 年月日不明 |
大人小児用 淡青色 Dサイズ 新宿駅発行 S55.7.29 |
一般式、着駅併記式、又は相互式の片道乗車券2枚にゴム印を押し、往復乗車券の代用にする場合もあった。
大人小児用 淡青色 Aサイズ 小淵沢駅発行 S57.6.18 |
昭和33年10月に、鉄道省時代の昭和17年に廃止した券を復活したもので、準常備式片道乗車券を左右に2枚合わせた様式のCサイズの硬券で、着駅や金額などが数段にわたって印刷してあり、発売の都度、 該当の部分が最下段となるように切断して発行した。 需要は有るが常備券を置くほど必要が無い区間の乗車券として使用されたが、珍くあまり目に触れる機会が無く、そして用紙の無駄も多く、昭和50年代に消滅した。
淡青色 Cサイズ 天王寺駅発行 S56.3.30 左が復片、右が往片 |
常備券・準常備のない区間は、着駅・金額等を発売のつど記入して発行する補充乗車券が使用され、上が復片、下が往片のCサイズの硬券だった。 戦前から、この様式の券が使用され、キロ程別断線は昭和33年10月に運賃別断線に改められる。
大人用 3等 淡紅色 Cサイズ 長野電鉄 信濃川田駅 (国鉄様式・地紋を使用) |
昭和41年3月に補充式往復乗車券の硬券を廃止し、大型の軟券に変更する。
〔JR九州〕 箱崎駅発行 S62.4.28 *JR九州発足直後で 国鉄の様式
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大半の駅ではマルス端末、又はPOS端末の導入が進み、往復乗車券は端末で発行して発売されている。 近距離区間の往復乗車券を自動券売機で発売している駅もある。
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〔JR東日本〕 自動券売機発券 淡褐色 日光駅発行 H14.4.26 | 〔*往路用、復路用で2枚発行〕 |
端末が未導入の駅員配置駅(業務委託駅を含む)や簡易委託駅で、大型軟券の常備往復乗車券、補充往復乗車券を発売しているが、少数の駅に限られている。
〔JR東日本〕 常備式往復乗車券 淡青色 冠着駅発行 H14.6.19 |
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〔JR西日本〕 常備式往復乗車券 淡青色 高松駅発行 H14.6.19(よ) | 〔JR四国〕 常備式往復乗車券 淡青色 高松駅発行 H14.6.19(よ) |
〔JR東日本〕 補充式往復乗車券 淡青色 坂北駅発行 H14.6.19 |
最初は廻遊乗車券と呼ばれていたが、昭和33年10月に連続乗車券に改称する。
乗車区間内で、一部の区間だけを重複して乗車し、他の区間は一回しか乗車しない場合に発行する乗車券で有効期限は各片の合算となる。 特急・急行列車に乗る為に目的地とは逆方向の始発駅、又は停車駅まで行き乗車する場合などに発売された。 等級制時代は、往路、復路とも同区間、 及び同経路の往復であっても、往路復路で乗車する等級が異なると往復乗車券ではなく連続乗車券で発売する規則であった。
第1片と第2片が共に印刷してある完全な常備券は大型の軟券であった。
硬券は、第1片のみ常備式で、第2片を補充式としたCサイズの券があり、 発売の際に控えとして右端を切断して発行した。 急行列車が普及とともに急行始発駅に行くケースが増え、大都市周辺の駅では常備式の連続乗車券が必要となった。
(硬券) 大人用 淡青色 Cサイズ 川口駅発行 S57.8.8 |
補充式往復乗車券と似た様式で第1片を甲の1、次の券片を甲の2と表示し、券片の数は無制限で、最終券片には「終わり」と表示と通しの乗車経路を記入した。 昭和44年5月に連続乗車券は2券までの発売に改められ、3分割以上は連続乗車に別途片道乗車や別途連続乗車でつなぐこととなる。
淡青色 甲府駅発行 S46.7.23 |
大半の駅ではマルス端末、又はPOS端末の導入が進み、連続乗車券は端末で発行されている。
連続乗車券 〔第1片〕 東武トラベル北千住発行 H11.7.3 *第2片 〔高崎−大宮間〕は紛失******************** |
端末が未導入駅(業務委託駅と簡易委託駅を含む)で、補充連続乗車券が発売されていたが、現在、この券を使用している駅はない。
〔JR東日本〕 淡青色 坂北駅発行 H14.6.19 |
硬券のサイズ
Aサイズ 3.0 X 5.75cm 、Bサイズ 2.5 X 5.75cm 、Cサイズ6.0×5.75cm、Dサイズ 3.0 X 8.7cm
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