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国鉄急行

-関東編-


なすの
  • 運転区間:上野−宇都宮(106.1km)・黒磯(159.9km)・白河(184.6km)
  • 使用車両:165系(G)・455系(G)
NASUNO
 2010年現在、東北新幹線東京口各駅停車の愛称として使用されていますが、当時は特急街道東北本線の合間を縫うローカル急行でした。165系は一部「日光」「わたらせ」と併結。455系は上り白河発のみに使用。
上野駅 1982年7月26日
上野←クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164サロ165クハ165→黒磯
※上野寄り3両は「わたらせ」 ※黒磯寄り7両のみ等、上記以外の編成もあり
上野←クハ455モハ454クモハ455サロ455モハ454クモハ455クハ455モハ454クモハ455サロ455モハ455クモハ455→白河
※なすの4号のみ
マイクロエース 国鉄 455系 改造先頭車 (6両セット) A0519【鉄道模型・Nゲージ】

マイクロエース 国鉄 455系 改造先頭車 (6両セット) A0519【鉄道模型・Nゲージ】
トミックス (N) 92967 (限定)JR東日本 455系交直流急行形電車 訓練車 3両セット [返品種別B]

トミックス (N) 92967 (限定)JR東日本 455系交直流急行形電車 訓練車 3両セット [返品種別B]

日光
  • 運転区間:上野−宇都宮(106.1km)・日光(146.6km)
  • 使用車両:165系(G)
NIKKO
 2006年3月からJR・東武鉄道の特急相互乗り入りが実現しましたが、かつて両者はライバル同士。しかし、165系使用の急行「日光」では、観光列車という面では、旧国鉄はDRC使用の東武にはかなわなかったのではないでしょうか。一部「なすの」と併結。
上野駅 1982年7月26日
上野←クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164サロ165クハ165クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164クハ165→日光
※1・2・3・6号の編成。日光寄り6両は上野〜宇都宮 ※4・5号は上野〜宇都宮「なすの」と併結

わたらせ
  • 運転区間:上野-桐生(130.6km)・高崎(169.4km) ※小山-桐生・高崎快速
  • 使用車両:165系
WATARASE
 参考書籍「1981年版国鉄の花形列車」で、列車名別解説の最後を飾る(つまり50音順で最後)「わたらせ」は、上野-小山間を「なすの」「日光」と併結。併結中は14両という長編成も、両毛線内では3両編成の快速列車でした。
 下の「あかぎ」とつなげば、北関東をぐるっと一回り。このページの下の方で登場する、岩手県の「そとやま」「五葉」みたいに循環急行にしたら楽しかったのに。いや、「楽しい」「楽しくない」で列車を設定するわけではないでしょうけどね。
上野駅 1981年4月3日
上野←クモハ165モハ164クハ165→高崎
※上野〜小山「日光」、「なすの」と併結

あかぎ
  • 運転区間:上野-前橋(111.4km)・桐生(前橋-桐生普通)・小山(前橋-小山快速)
  • 使用車両:165(G)・169系
AKAGI
 参考書籍「1981年版国鉄の花形列車」で50音順で2番目に登場(1番は「あいづ」)する「あかぎ」は、高崎線内は「ゆけむり」「草津」と併結。
 上野から両毛線直通の急行には、この高崎線高崎経由の他に、上で紹介した、東北本線小山経由の「わたらせ」があります。所要時間を比較すると、「あかぎ」1号は上野発10:23、桐生着12:49(2時間26分)、小山着13:38(3時間15分)。一方の「わたらせ」1号は、上野発7:04、桐生着9:06(2時間02分)、高崎着9:45(2時間41分)と、「わたらせ」に軍配。
 「あかぎ」の走破距離は193.1km、「わたらせ」は168.7kmだから当然ですが、表定速度で比べても、「あかぎ」59.4km/h、「わたらせ」62.9km/hで「わたらせ」若干のリード。
上野駅 1981年3月28日
上野←クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164サロ165クハ165クモハ165モハ164クハ165→前橋
※2号は上記フル編成 ※1・5・6号は前橋寄り3両のみ ※3号は上野寄り7両のみ

ゆけむり
  • 運転区間:上野-高崎(101.6km)・水上(164.3km)
  • 使用車両:165系(G)
YUKEMURI
 高崎線内を「あかぎ」「草津」「軽井沢」と併結。この愛称、草津方面へ行こうとする人の誤乗とかなかったんですかね。単純に「水上」とか、もしくは当時存在しなかった「谷川」とかにした方が良かったような?
上野駅 1981年3月28日
上野←クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164サロ165クハ165クモハ165モハ164クハ165クモハ165モハ164サロ165クハ165→水上
※6号は上野〜新前橋で上記フル編成 ※他は「草津」、「軽井沢」、または「あかぎ」と併結で、上野寄りまたは水上寄り7両のみ
92384 トミックス TOMIX 165系急行電車(0番台) 3両基本セットA Nゲージ(N1870)

92384 トミックス TOMIX 165系急行電車(0番台) 3両基本セットA Nゲージ(N1870)
【TOMIX・トミックス】 165系急行電車(新製冷房車)基本セットB(92367)鉄道模型 Nゲージ

【TOMIX・トミックス】 165系急行電車(新製冷房車)基本セットB(92367)鉄道模型 Nゲージ

伊豆
  • 運転区間:東京−伊東(121.5km)・伊豆急下田(伊豆急行)・修善寺(伊豆箱根鉄道、140.5km)
  • 使用車両:153系(G)
IZU
 大半の列車が、東京〜伊豆急行方面の10両編成と東京〜伊豆箱根鉄道方面の5両編成を併結。車両は国鉄153系でしたが、東急グループの伊豆急行と西武グループの伊豆箱根鉄道が、この列車では呉越同舟と言えなくもない?
 「1981年版 国鉄の花形列車」では、
「特急<あまぎ>を補完する伊豆地方への行楽列車で、(中略)温泉・観光地への主要なアシとなっている。」
と紹介されていますが、1982年6月時刻表では、特急「あまぎ」、急行「伊豆」とも消滅し、L特急「踊り子」が後を継いでいます。
東京駅 1981年9月3日
伊豆急下田・修善寺←クハ153モハ152モハ153サロ165サロ165モハ152モハ153モハ152モハ153クハ153クハ153サハ153モハ152モハ153クハ153→東京
※東京寄り5両が修善寺行き、残り10両が伊豆急下田行き
A0928 マイクロエース 国鉄153系 特急こだま 基本8両セット(動力車付) Nゲージ(N1136)

A0928 マイクロエース 国鉄153系 特急こだま 基本8両セット(動力車付) Nゲージ(N1136)

犬吠
  • 運転区間:新宿〜銚子(127.7km)、両国〜銚子(117.2km)(総武本線経由)
  • 使用車両:153系(G)、165系(G)
INUBO
 ヘッドマークを付けて運転されていた房総急行群の1つ。
 通常期は、頭端式ホームがある両国駅発着と、両国に停車しない新宿発着(秋葉原駅停車)が1往復ずつ設定されていましたが、7月中旬〜8月中旬の「房総夏ダイヤ」では、増発された1往復を含め、全て両国駅に発着していました。
 なお、両国〜銚子を成田線経由で結ぶ急行「水郷」もありました。
錦糸町駅 1981年9月3日
両国・新宿←クハ165サロ165モハ164クモハ165クハ165モハ164クモハ165→銚子
クハ153サロ165モハ152モハ153モハ152モハ153クハ153

水郷
  • 運転区間:両国〜銚子(130.6km)(成田線経由)
  • 使用車両:153系(G)、165系(G)
SUIGO
 ヘッドマークを付けて運転されていた房総急行群の1つ。1日2往復設定されていましたが、いずれも両国駅発着で、上の「犬吠」と異なり、新宿駅発着は設定されていませんでした。

 当時運行されていた房総急行列車の中で唯一、写真撮影ができなかったものでしたが、「★PN.と〜ちゃん47才★」さんから貴重な写真をご提供いただきました。ありがとうございました。
 ★PN.と〜ちゃん47才★さんのブログは こちら
錦糸町駅 1976年頃
両国←クハ165サロ165モハ164クモハ165クハ165モハ164クモハ165→銚子
クハ153サロ165モハ152モハ153モハ152モハ153クハ153

NEW!
鹿島
  • 運転区間:両国〜鹿島神宮(109.8km)
  • 使用車両:153系(G)、165系(G)
KASHIMA
 ヘッドマークを付けて運転されていた房総急行群の1つで、東京駅地下ホーム発着の特急「あやめ」(4往復)を補完。といっても、この「鹿島」も1日2往復で、うち1往復は季節列車の設定でしたが。
 編成は他の房総急行群と共通の153系または165系。
錦糸町駅 1981年9月3日
両国←クハ165サロ165モハ164クモハ165クハ165モハ164クモハ165→鹿島神宮
クハ153サロ165モハ152モハ153モハ152モハ153クハ153

NEW!
内房
  • 運転区間:新宿・両国〜館山(136.1km/125.6km)
  • 使用車両:153系(G)、165系(G)
UCHIBO
 ヘッドマークを付けて運転されていた房総急行群の1つで、東京駅地下ホーム発着の特急「さざなみ」(季節・臨時を含めて9往復)を補完して1日3往復が走っていました。
 編成は他の房総急行群と共通の153系または165系。資料に、
「多客期には3両増結」
と書かれているので海水浴シーズンのことと思われますが、今では皆さん、自家用車でお出かけなのでしょうね。
錦糸町駅 1981年9月3日
新宿・両国←クハ165サロ165モハ164クモハ165クハ165モハ164クモハ165→館山
クハ153サロ165モハ152モハ153モハ152モハ153クハ153

NEW!
外房
  • 運転区間:新宿・両国〜安房鴨川(139.7km/129.2km)
  • 使用車両:153系(G)、165系(G)
SOTOBO
 ヘッドマークを付けて運転されていた房総急行群の1つで、東京駅地下ホーム発着の特急「わかしお」(季節・臨時を含めて9往復)を補完して1日3往復が走っていました、という記述は、上の「内房」の記述を部分的に直すだけで済むほど、両者の共通点が多数ありました。
 こちらは安房鴨川まで直通していましたが、館山止まりの「内房」との走行距離の差はほとんどなし。
 編成は他の房総急行群と共通の153系または165系で、多客期に3両増結されるのも同じ。

 今でも、新宿発着で房総方面へ料金不要の快速列車など走らせれば、夏休みなどには需要がありそうな気がしますが、どうでしょうか。
錦糸町駅 1981年9月3日
新宿・両国←クハ165サロ165モハ164クモハ165クハ165モハ164クモハ165→館山
クハ153サロ165モハ152モハ153モハ152モハ153クハ153

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