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■ 鉄道写真館 ■

特集 

 JR東日本の横浜線は、東海道本線東神奈川駅から中央本線八王子駅を結ぶ、全線複線電化の42.6kmの路線です。典型的な都市近郊路線ですが、沿線は、山あり谷あり、住宅街から田園風景までと、意外に変化に富んでいます。また、学校が多いのも特徴です。
 国鉄時代から数少ない黒字路線として知られています。
 2014年9月現在、普通列車や快速列車はE233系6000番台、相模線直通列車は205系500番台に統一されていますが、週末には特急列車が走り、また、過去にも様々な車両が走りました。

103系混色編成
 1988年の205系導入前、山手線や京浜東北線から転用されたウグイス色とスカイブルーの混色編成が走っていたことがあります。下はその時に確認できた編成表です。
片倉〜八王子
1983年頃
1983年8月頃の編成表
←八王子東神奈川→
クハ103(*1)モハ103モハ102サハ103モハ103モハ102クハ103(*1)
U/CU/CU/CU/CU/CU/CU/C
U/CU/CU/CCU/CU/CU/C
U/CU/CU/CCU/CU/CU/C
U/CCCCCU/C
U/CCCU/C
U/CU/C
U/CCCCCCU/C
U/CU/CU/CU/CU/CU/CU/C
U/CCCU/CCCU/C
U/CU/CU/CU/CU/CU/C
U/CU/CU/CU/CU/CU/C
U/CCCCCU/C
U/CU/CU/CU/C
U/CCCU/C
U/CCCCU/CU/CU/C

クハ103(*1)モハ103モハ102クハ103(*2)モハ103モハ102クハ103(*1)
U/CCCU/CCCU/C

*1:高運転台 *2:低運転台・東神奈川向き
U:ユニットサッシ C:冷房車
夏は冷房化率の悪いサハを避けるように乗車していたことを覚えています

開業80周年
 1988年9月22日から数日間、103系の特別塗装とヘッドマークの掲示(下写真左)、クモハ40x2連の記念運行(同右)、記念オレンジカード(左)の発行が行われました。
相原〜片倉
1988年9月24日

205系0番台の登場と引退
 上記開業80周年記念に合わせ、205系0番台が新製投入されました。客用扉の窓が天地方向に長いなど、山手線に投入された車両と若干の相違点がありました。
 2014年8月23日の最終運転をもって205系0番台の全編成が横浜線から引退し、E233系6000番台にバトンを渡しました。
205系一番列車。乗務員室内に花束が見えます。当時7両編成。その後、東神奈川寄りクハの次位にサハ204が増結、8両編成に
片倉駅片倉〜八王子
1988年9月22日2011年8月20日
Nゲージ A1664 205系 横浜線 7両セット

Nゲージ A1664 205系 横浜線 7両セット
< KATO 205系 横浜線 シングルアームパンタ8両セット

KATO 205系 横浜線 シングルアームパンタ8両セット /TD>
登場したてのE233系6000番代とつかの間の共演
八王子みなみ野〜片倉
2014年4月11日
「ありがとう横浜線205系」記念切符。205系の営業運転最終列車。
八王子駅
2014年8月23日

相模線〜横浜線直通列車
 海水浴客の利便を図るため、八王子〜茅ヶ崎に季節列車「かっぱ号」が運転されていたことがあります。当時は相模線が非電化だったため、気動車キハ30系x2連(下写真左)が使われました。
 2013年現在、205系500番代x4連(同右)が定期列車として同区間を直通運転しています。
 なお、下の写真は2枚とも、ほぼ同じ場所で撮影されたと思われます。
片倉駅付近片倉〜八王子
1983年頃2011年8月18日

相模線〜横浜線〜八高線〜青梅線直通列車
 茅ヶ崎駅から、相模線(非電化)、横浜線(電化)、八高線(非電化)、青梅線(電化)を経由し、青梅線日向和田駅まで直通していた「ホリデー快速観梅号」です。
 車両はキハ30系x2連で、写真のクリーム地に青帯の車両は相模線専用塗装、もう1両は首都圏色の車両でした。ヘッドマークには「APRICOT(「梅」の意)」と書かれています。
片倉駅付近
1987年3月

横浜線〜中央本線直通 快速列車
 横浜線は分類上は東海道本線の支線扱いですが、終点の八王子で接続する中央本線との関係も深いようで、以前から何度か、中央本線への直通列車が運転されていました。
 下の2枚の写真は、東神奈川から河口湖(富士急行)まで、115系と183系で運転された快速「富士河口湖号」です。
片倉〜八王子八王子みなみ野駅
2011年8月20日2012年7月21日
KIOSKパート7開封販売【358】115系後期・スカ色(中間車)Bトレインショーティー'

KIOSKパート7開封販売【358】115系後期・スカ色(中間車)Bトレインショーティー'
トミックス (N) 92467 JR 183-1000系特急電車「あずさ」グレードアップ車 基本5両セット 返品種別B

トミックス (N) 92467 JR 183-1000系特急電車「あずさ」グレードアップ車 基本5両セット 返品種別B
 下の写真は2枚とも、今はなきオレンジ色の201系x6連で運転された「相模湖ハイキング号」です。右の列車にはヘッドマークらしきものが掲示されていますが、手書きで、しかもガムテープで止められているように見えます。
片倉駅付近
1987年

横浜線〜中央本線直通 特急列車
 2013年現在、横浜〜松本間に、土曜・休日を中心に185系x7連で運転されている特急「はまかいじ」です。横浜線内では、新横浜、町田、橋本に停車します。
【カトー】(10-220)185系0番台「踊り子」新塗色 5両セット鉄道模型Nゲージ KATO

【カトー】(10-220)185系0番台「踊り子」新塗色 5両セット鉄道模型Nゲージ KATO
八王子みなみ野駅
2012年7月21日

団体臨時列車
 横浜線は全線電化済みですが、客車列車や貨物列車の牽引にはDE10が使用されることが多かったようです。
 写真はお座敷列車が入線した時のもの。複線化準備中で、右側の写真では路盤や架線柱が準備されているのがわかります。
片倉〜八王子
1984年
2222 DE10-1000形ディーゼル機関車(再販)[TOMIX]《08月予約※暫定》

2222 DE10-1000形ディーゼル機関車(再販)[TOMIX]《08月予約※暫定》
スロ81系お座敷客車セット

スロ81系お座敷客車セット
 近年運転される団体臨時列車には、かつて中央本線などで特急列車として活躍した車両が使用されることが多いようです。写真左は修学旅行列車として日光へ向かうところ。私の修学旅行時は急行型の165系でしたが…。
八王子みなみ野駅八王子みなみ野駅
2013年5月12日2013年5月25日
KATO(カトー) JR 183系中央ライナー

KATO(カトー) JR 183系中央ライナー
92468 トミックス TOMIX 183系1000番台 特急「あずさ」 2両増結セット Nゲージ 鉄道模型 (N4505)

92468 トミックス TOMIX 183系1000番台 特急「あずさ」 2両増結セット Nゲージ 鉄道模型 (N4505)

甲種輸送
 横浜線のほぼ中間地点、長津田(Nagatsuta)駅で東急電鉄田園都市線と接続している関係で、東急の車両のほか、同社と相互乗り入れしている鉄道会社などの車両の甲種輸送が行われることがあります。
 下の写真はいずれも横浜高速鉄道Y500系で、左側は三浦半島にある東急車輛から出場した8両編成が4両ずつに分割され、その片方が長津田で引き渡したのために長津田へ向かう列車、右側は逆に、長津田から到着した4両ずつを8両にし、中央本線、武蔵野線等を経由して東急車輛へ向かうものです。
八王子駅八王子駅
2011年9月8日2011年9月16日

硬券乗車券
 片倉駅では横浜線内でも最後まで硬券を扱っていました。
 下の連番切符は、片倉駅の駅員に頼んで私のために残しておいてもらったもの。駅から自宅に電話をいただいた時には感激!

記念乗車券
(写真準備中)

オレンジカード
 片倉駅前には、2009年現在、カードにあるような大型バスは乗り入れていませんが、八王子市運行のワンコイン地域バスが1日5便、京王電鉄長沼駅まで運行しています。
1988年発行1988年発行

記憶に残したい、2010年代の横浜線の風景
 神奈川県と東京都の住宅街を貫く横浜線は、全線に渡って乗客が多いのですが、特に終点近くの相原〜八王子間には、数十年間変わっていないと思われる景色を見ることができます。
 そんな沿線も、八王子みなみ野駅付近が大規模開発で大きく様変わりし、片倉〜八王子間では立体交差道路の建設が予定されてもいます。2014年度には新製E233系導入が予定されていることもあり、この先の数年でまた大きな変化が訪れそうです。
 沿線に出かけた折には、今しか見られないかもしれない光景を少しずつ記録したいと思います。
 片倉〜八王子 / 2010年11月3日 →
← 片倉〜八王子 / 2011年9月10日
A1664 マイクロエース 205系 横浜線 7両セット Nゲージ(N1332)

A1664 マイクロエース 205系 横浜線 7両セット Nゲージ(N1332)

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