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 飯豊の修行登山
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2010年08月05日(木)


4時30分に起床、空はもう明るい

4時50分には朝食
ご飯、卵、味噌汁、つけもの
日本人らしい、朝の風景

食事中に陽が昇り
辺りは明るくなっていた

荷物を出し、必要最低限に詰め替え
小屋を後にする

いざ、出発!!


少々残った雪渓を渡る
ツルツルしていて思うように進まない

でも8月にこんな体験ができるんだから
飯豊ってすごいところなんだろうな

雪渓のわきには、
芽吹いたばかりのゼンマイ(?)

でも、その脇にはマツムシソウや
リンドウが咲き誇る

いったい、今の季節は・・・


反対側には山の影が映る
朝と言う時間と、山の大きさを語る

雲に隠れているのは大日岳

飯豊連峰の最高峰だというが
なかなか姿を現さない

だからいいんだよなぁ〜
人生だってそうじゃないですか(爆;)


草履塚まで登り、一旦下る

帰りはまたここを登らねばならぬと思うと
少々気が重くなるが・・・

鎖場を抜け、本山を指す看板も迫る
気合を入れよう!もうすぐだ!!

青空も背中を押してくれているようだ


途中でベニヒカゲと出会えたりすると
高山に来たんだな、っていう気分になる

この懐かしい感覚と興奮に
もうちょっと頑張れそうかなと気合を入れて
近くに迫った山頂を目指す

いやぁ、それにしても長い(汗)

と言いながらも、目標が見えてるから頑張れる
普段の仕事、これもまた同じ


本山小屋を経由し、山頂に到着

「いやぁ、長かったですねぇ〜」
と言いながらもここまでくれば笑顔だ!

山頂を吹き渡る風も気持ちいい

いつまでも居たい
そんな素敵な場所に思えた


「だから山はやめられないんだなぁ」

山頂を後にして
小屋を目指す足どりは軽い

空も雲も山も・・・

普段見る色とは違って見える
それは日常というストッパーを外した
クリアな目で見ているからかもしれない


快適に帰って
切合小屋で荷物を積み込み・・・

ストレス(笑;)

長い下り坂に膝も大笑い
何とか気合で川入まで帰ってきた

とにかく辛い山道であったが
その先に待つ喜びのために頑張る

そんな当たり前の中に忘れてきた何かを
取り戻させる旅だった
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