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ふたりの思い 前編(サーナイト)
私はみんなからの薦めで「森の守護者」となりました。「森の守護者」とは森に住むポケモンを
外敵から守るために集めれれた者で、この森に住む強い者が対象となります。
そう聞かされた時、私ってそんなに強いのかな?って思いました。
その日は薬草を採りにいきました。小さい時に教えてもらったから、だいたい分かります。
今日は、少なくなっていた、瀕死から回復する草を採りに来ていました。
薬草を採り終えた頃、どこからか子供達の声がしました。声のする方を見ると
アチャモとラルトスが走ってきました。私を見つけると私に駆け寄って言いました。
「大変だよ、バシャーモにいちゃんが!」
「怪物みたいなのと戦っていて・・・。」
「バシャーモさんが!?」
子供達から場所を聞いてその場所へ行きました。
彼に会いたい、という気持ちもありましたが、何か胸騒ぎがしたのです。
その場所にいたのはニドキングとキズだらけのバシャーモさんが・・・。
「あぁ?何だお前。お前も俺を邪魔するのか!?」
「あなたがやったのですか?」
「あぁ?何言ってんだ?あぁ、こいつか、弱かったぜ、強がる割には。」
私は精神を集中させた。瞑想を始めたのです。
「なんだお前。変な奴だな。まぁいい、そこをどきな!」
「お断りします。」
「あぁ、生意気言ってんじゃねぇ!お前もああなりたいのか!?」
そういってニドキングはバシャーモを指差した。
「そうなるのは・・・、あなたです。」
そう呟き私はフルパワーでサイコキネシスを発動した。
突然の攻撃に対応できなかったニドキングは遠く彼方へと吹っ飛ばされた。
敵は倒した。次は仲間を助けなくては。私は摘んできたばかりの薬草を使い、
彼を手当てした。これで私はやっと・・・。
続く
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