このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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今年も真夏の猛暑の中、気温以上に熱い、海の男たちの祭りが、広島県大崎上島で行われました。 7月22日の、木江地区での十七夜祭と、8月13日の東野地区での住吉祭りの櫂伝馬競争です。 木江地区は、島に祭られている小さな厳島神社の祭礼です。 小さいと言っても、宮島に祭られている本家の厳島神社を、安置する場所で争ったと言われる伝説が 残る神社です。で、なぜ木江にならなかったか。それは蛇を食べる雉がいたからだったかな。(記憶が曖昧!) 東野地区は、その名のとおり住吉神社の祭礼です。大崎上島は古くから海運と造船の島でしたから、 住吉神社への信仰も厚かったのでしょう。 櫂伝馬もさることながら、夜の花火もなかなかのものです。昔の島の景気の良かった頃とは比べようもありませんが、 木江の花火は、花火お宅にはかなり知られているようです。それは尺玉の打ち上げ数が多いからだそうです。 このほか、10月には沖浦地区で恵比寿神社の祭礼に櫂伝馬が出ます。 以下から、大崎上島の櫂伝馬と、旅する櫂伝馬の動画を見ることができます。2012年 旅する櫂伝馬厳島神社参拝の、朱の大鳥居を潜って参拝の挨拶の模様の動画は以下からどうぞ。 http://www.watchme.tv/v/?mid=4abf5e04b1dc5a9138289c1f400a1613拡大可!木江の十七夜祭岩白沖での競争。「はやて」「ひまわり」「いなづま」「いつくしま」の順ですね。 尺玉が沢山上がる花火です。岩白の昔の櫂伝馬は「いわかぜ」だったのだけど、いつから「ひまわり」になったのだろう?。東野の住吉祭り黄色の「垂水」 紅白の「盛谷」 赤の「古江」 白の「大田」 同じく白の「白水」 緑の「鮴崎」瀬戸内海は潮の流れが複雑ですから、それを見極めて勝利に導くのが船頭の腕の見せ所です。この一枚は、大崎サマーフェスティバルの花火です。旅する櫂伝馬厳島神社参拝年々漕ぎ手が減ってゆき、伝統ある祭りの存続が心配される、大崎上島の櫂伝馬競争。この現状を何とかしようと、島の若者たちが立ち上がりました。 今回は、PRを兼ねて、同じ舟の神事が残る、宮島町の厳島神社まで、凡そ75kmの海上の旅をしました。木江にも小さいですが厳島神社があり、 全くの無縁ではないですし、その昔、厳島神社をどちらの島にするかで争ったという言い伝えも残っています。実行日:平成22年6月5−6日6月5日の、中国新聞朝刊の記事です。 6日の14時ころ。もう少しで朱の大鳥居です。 無事朱の大鳥居を潜り、この後周辺を三度周回して、参拝の挨拶をしました。つらい航海をやり遂げた男たちの顔が並びます。 宮島太鼓の皆さんの歓迎行事です。 6月7日の中国新聞の記事です。
2012(平成24年) 旅する櫂伝馬厳島神社参拝実行日:2012年(平成24年) 7月7−8日一昨年に初めての参拝が行われ、昨年(H23)は、雨模様と少々荒天のために中止されましたが、今回は、まずまずの天候にも恵まれ、 木江地区の櫂伝馬「いつくしま」と、東野地区の櫂伝馬「ふるゑ」の、二隻での参拝が行われました。 大崎上島にある厳島神社から、宮島の厳島神社までは、おおよそ74kmあるそうなので、人力での参拝は、さぞや大変だったことだと思います。 何しろ、瀬戸内海は潮の流れが複雑ですし、流れの向きも変わります。船の行き来も多いですから、杉材で造られいて、とても軽くて波にも弱いので、 短距離が得意な櫂伝馬にとって、74kmの長丁場は、無事に乗り切れるかという心配もあります。 今年も、到着予定の11時45分前後より1時間ほど前の、10時には宮島へ渡り、地元から駆けつけた応援団(家族)や、私を含めた島出身の方々、 そして、新聞記事を読まれて、撮影に来た方々の数十人で出迎えました。 今回は、観光客の方の体験乗船も行われ、外国人の方も乗船されるなど、大盛況でした。朱の大鳥居を数度、右回りで潜り抜けて参拝の挨拶を行い、その後に本殿へ参拝してお払いを受けました。![]()
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十七夜祭が行われる、木江地区の櫂伝馬「いつくしま」です。 住吉祭りが行われる、東野地区の櫂伝馬「ふるゑ」です。 「ふるゑ」が朱の大鳥居を潜ります。 「いつくしま」が朱の大鳥居を潜ります。今回は、櫂伝馬競争のデモンストレーションと、観光客向けの体験乗船も行いました。体験乗船は大盛況で、外国人も参加していました。
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