このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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馬路池の石碑
                           赤穂市西有年
今上天皇駐駐蹕の石碑

 この写真の石碑は、国道2号線からすぐ見えるところに建てられていますので、このあたりをよく走るドライバーの皆さんにはきっと有名だと思われます。

 この石碑には、
 「今上天皇駐蹕(車をとめる)之碑」明治29年(1896)8月大鳥圭介謹書と刻まれています。 (拡大してみたい方ははここをクリックしてね)

 さて、大鳥圭介とは、明治維新に活躍された人であることは有名ですが、この周辺の出身だそうで、その縁でこの石碑を残したのでしょう。
 しかし、明治天皇はどのような時にこのあたりを馬に乗ってご旅行されたのでしょうか。もっと詳しく知りたいところです。どうせなら、看板でも立ててほしいところです。

 ちなみにこの石碑の傍には、一等水準点が設置されていました。


 なお、この石碑は兵庫県下における明治天皇関係記念碑の中で最も古いものといわれるそうです。この石碑のうしろには満々と水をたたえる馬路池の呼ばれるため池があります。

 兵庫県のため池の数は約44,000ヶ所あり (兵庫のため池ホームページ参照) 、この石碑のある馬路池も農業用のため池です。
 ため池の石碑も立派なものです。


 このように石碑をして事跡を残すというのは、それなりに私のような旅人には様々なことを思い巡らせるという点では、ありがたいことだと思います。


 しかし、このようなため池というのも周辺の風景に溶け込んで、地域の景観をかたちづくっているのは、日本の風景として記憶に留めたいものですね。


水を湛える馬路池



馬路池の提体を下流側から望む



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