このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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桜のある風景

                    岡山県新庄村   岡山県落合町

醍醐桜

  醍醐桜は、不人気だった国営放送のテレビドラマ「宮本武蔵」でも使われていたそうなので(なぜか岡山県下にはこの手の「NHKのロケ地」が多いですね)、有名になっているのかもしれません。この日も多くの見物の人が来ていました。
  この桜はヒガンザクラの一種「アズマヒガン」で推定樹齢1000年、根元の周囲9.2m、枝の広がりは四方10mに及び、高さは18mだそうです。
  「醍醐桜」の由来は、鎌倉時代末期の元弘の乱の失敗により後醍醐天皇が、隠岐に流される途中、ここに立ち寄り、その美しさを賞せられたとの言い伝えによります。

醍醐桜
確かに、後醍醐天皇ならずもその美しさを讃えたくなるような桜です。
 しかし、桜のある場所は、かなり山の中で、出雲街道からは離れているので、流罪になる後醍醐天皇がわざわざ立ち寄ったとは考えにくい。そんなわけで、多分、これは単なる言い伝え、というところなのかもしれませんね。

 さて、ここに来るのに、自動車で来たのですが、結構、途中の山道で渋滞していました。今度来る時は、麓の駐車場に車を置いて、大勢坂と呼ばれる登山道を登ってきた方がよいでしょう。おまけに、醍醐桜付近の駐車場の駐車料金は500円します。車を停めるとスタッフジャンバーを着たおばちゃんがやってきて、お金を払わなくてはいけません。

 ちょっと高いなと思いましたが、しかし、よく考えてみれば、地元の人からみれば、桜の保存のための費用とか、観光客が落としていくゴミなどの清掃のための経費も込みと考えればそんなものかも知れませんね

醍醐桜を望む


近くにある休憩所
北島三郎の歌う「醍醐桜」という曲を流しいました。サブちゃんもこういう御当地ソングを歌っているんですね。

醍醐桜の石碑

醍醐桜(二代目) 
何故か、この桜の隣には、二代目というのが植えられていました。桜の木も1000年を越えると寿命というのを考えて、跡継ぎを作っておくということなんでしょうか。

醍醐桜の周辺
左の桜が二代目醍醐桜、右の桜が醍醐桜(パノラマ合成)

がいせん桜

 さて、醍醐桜に行った勢いで、鳥取県との県境にある新庄村のがいせん桜まで行ってまいりました。
 これは日露戦争の戦勝を記念して植樹された桜の並木道ですが、若干早かったようで、まだ桜も咲きそろっていませんでしたが、満開の時はさぞ見事なものと思われました。
おそらく、岡山県下、或いは中国地方でも、このがいせん桜が一番最後に楽しめる桜になるのではないでしょうか。

新庄村のがいせん桜並木

さくら開花予想標準木

がいせん桜の由来を記した看板
 このがいせん桜は旧出雲街道沿いに植えられたもので、桜を楽しむ以外にも、旧街道沿いの本陣などの古い町並みを楽しめることもできます。
 また、道路沿いには用水路が流れ、せせらぎの音も、また、訪れた人々の耳も楽しませてくれるようです。

雲州候本陣
松江藩藩主専用の旅館、つまり本陣ですね。

宿場を示す石碑

脇本陣木代邸
中は公開されています。

町を流れる水路
水車も設置されています。


脇本陣の中にある座敷
中に上がって自由に見ることができます。

脇を流れる新庄川
写真左手の奥にある町並みが桜並木のある旧宿場町です

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