このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

神社・仏閣参拝記(4) 吉備津神社

吉備津神社


 写真は三備(備前・備中・備後)の総鎮守、又は備中一の宮として知られる吉備津神社です。

(吉備津神社の社殿)

 岡山からここに来る手前に、よく似た名前で吉備津彦神社というのがあるのですが、これは備前一の宮、つまりふたつの神社の間に備前と備中の国境があるらしい。確かに、JR吉備線の駅の名前を確かめてみると、吉備津彦神社に行くための駅名は「備前一宮」そして、吉備津神社をを過ぎた次の駅は「備中高松」(豊臣秀吉の水攻めにあった備中高松城が近くにあるところ)。

 ここで祀られているメインの神様(普通神社にはメインの神様以外にも色々な名前の神様が祀られているようである)は、大吉備津命という神様で第七代孝霊天皇の皇子で、このあたりに巣食う反朝廷勢力の温羅というボスを倒すためにこの地に使わされてきたようである。

 つまり、創成期の朝廷は結構武闘派だったわけですね。いつ頃から天皇は非武装中立主義派になったのかというと、やはり平安時代でしょうね。なんといっても、平安というくらいですから。

 そして、退治された温羅の首を埋めたあたりにこの神社が建てられたということらしく、この神社で有名な鳴釜神事は、この温羅の首から発せられる声だと言うことらしいです。
 ということで、温羅の怨念を鎮めるというのがこの神社の機能ということでしょうか。
 ちなみに温羅は桃太郎に退治された鬼のモデルだそうです。


(比翼入母屋造と呼ばれる神社の本殿)

 ToToがこの神社に参拝した理由は、新しく購入した高級車のお祓いです。ここの御祓い料金は任意ではなく3千円、5千円、1万円のコース別になっていました。それで御祓いの時間が変わるとかというわけではなく、付いてくる車に貼るステッカーとか、お守りの札の材質が違うということです。
 さて、このお守りとかが入っていた袋に同封していた注意書きには「御祓いをしたから安全というわけではなく、安全運転を心がける人に神様のご加護がある」というような趣旨が書いてありました。全くそのその通りですね。

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