このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

神社・仏閣参拝記(5) 
        幡多廃寺塔跡地・賞田廃寺跡地

幡多廃寺塔跡地

賞田廃寺跡地  


 今回の参拝は、「廃寺」つまり、むかしはお寺だったが、今はないところです。こんなところに参拝してもなんのご利益があるのか、さっぱりわかりませんが、いずれも国指定の史跡で地図にも載っています。なんとなくアリガタミがあるような気がして行ってきました。

  
   (幡多廃寺塔跡地)

 幡多廃寺塔跡地は、写真のように田んぼの真ん中に盛土があり、そこが塔の心柱の跡地ということらしいです。そして、奥にあるコンクリートブロック作りの小屋には、仏像らしきものが祭られており、ここが信仰の地であった名残を留めているということでしょうか。
 しかし、周りは水田が残るもののぐるりを住宅に囲まれ、見つけるのには苦労しました。お寺のあった跡地に住むのは案外ご利益があるのでしょうか。

    
    (幡多廃寺塔跡地の説明看板)

  賞田廃寺跡地は、幡多廃寺塔跡地からさらに北に向かったところ、竜之口山南側のふもとにあります。休耕田があるだけで、ここが目的地だとわかるのは看板だけでした。

    
     (賞田廃寺跡地)

  いずれも奈良時代には隆盛を極めた寺院のようで、敷地面積としては、1町四方と書かれていたので、100m×100m、1haの広さがあったということですね。これだけ大きな寺院を維持できたということは、当時の岡山は吉備真備などに代表される有力政治家も出ていたことも関係しているのでしょうか。
 おそらく、当時から岡山は農耕などが盛んで豊かな土地だったということでしょうね。

    
    (賞田廃寺の説明看板)

 しかし、ToToがびっくりしたのは、 アユモドキ が生息している水路が賞田廃寺の前にあったということです。このアユモドキ、絶滅寸前の魚類だそうで、ここにいるのは大変貴重なことだそうです。

   
   (アユモドキが生息している水路)

 下の写真は多分、アユモドキと思われる魚影を撮影したものですが、結構沢山泳いでいたのは、地域の人の保護活動の成果なのでしょうか。そして、むかしあったお寺の御加護なのでしょうか。廃寺とはいえ、仏様の御心はありがたいものです。

   
    (アユモドキと思われる魚の姿)

   
   (大切なアユモドキ、獲ってはいけません)
 

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