| このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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商売繁盛で笹もってこい 今回は、MoMo太郎が、ご幼少の頃からよく参拝していた西宮神社を紹介します。 西宮神社は全国にある「えびす」神社の総元締めとして有名です。また、毎年1月9・10・11日に十日えびすの行事も有名です。さて、MoMo太郎の父親がこの時期になるとよく口ずさんでいたのが「商売繁盛で笹もってこい」というフレーズ。 そうです、えびす様こそ商売繁盛の福の神として大衆の信仰を集める神様なのです。 | |
![]() 西宮神社の正門 | |
えびす様の正体 | |
![]() 十日えびすでは、神社の正門からこの境内を駆け抜けて下の本殿まで猛奪取して今年の福男を目指します。 | |
![]() 西宮神社本殿 | |
福は海からの日本文化 考えてみれば、島国の日本には、新しい文化は海からやってきた。つまり、海からやってきたものは、神様みたいなものである。 | |
![]() 丁度参拝した時は神職のみなさんによる朝のお参りがありました。 | |
![]() 地元では「えべっさん」として親しまれています。 | ![]() えべっさん筋にあった 灯篭 |
メジャーへの道さて、元々は漁業の神様だったえびす様が、商売全般の守護神としてメジャーになったのでしょうか。室町時代に商業が発達し、市場が形成されるようになると、まあ、人間誰でも神様をお祀りするようになります。それはお稲荷さんであっても、その土地の神様でも、まあ、好き勝手にお祀りする中で、海の幸をつかさどるえびす様も祀られるようになったものと思われます。 特に、西宮神社のえびす様への信仰が全国に広まったのは、神社専属の宣伝部員として、人形操りを特技とする傀儡師の集団が、えびす様の神徳を全国に大いに宣伝したせいだと言われています。その結果、都市部では商工業の、農村部では農業の、それぞれの守護神として広く民間に信仰されるようになっり、メジャーな福の神として今日に至るよそうです。 さて、西宮のこの人形操りは幕末の頃には廃れたようですが、これを起源とするのが、大阪の文楽や淡路島の人形浄瑠璃だとも言われています。 ところで、このヒルコ命を祀る神社には、コトシロヌシ命(事代主命 オオクニヌシ命の息子 詳しくは「出雲大社参拝記」を参照して下さい)を一緒にお祀りし、またコトシロヌシ命をえびす様として祀る神社も多いのは、オオクヌシ命が仏教の神様、大黒天と合体して福の神の一人として数えられるようになったことが背景なのでしょうか。 | |
![]() 傀儡師の石碑 | ![]() 神社の近くには、西宮神社の神徳を全国各地に広めた、傀儡師(人形操り)のことを顕彰する石碑などが建立されていました。 |
![]() 西宮神社の近くにある写真館。 子供の頃、写真を撮ってもらった写真館です。なつかしい!!! | 左の写真は、MoMo太郎が子供の頃、写真を撮影してもらった写真館である。思えば、中学校の修学旅行などにも、この写真館の人が同行して、写真を撮影してもらっていました。 えべっさんの思い出といえば、子供の頃、十日えびすに親と出かけて、迷子になったことがありました。 その時、放送で自分の名前が呼ばれたのですが、それを同じときに参拝に来ていた学校の先生に聞かれていて、翌日、クラスの朝の会で、先生に「MoMo太郎も十日えびすに行ってたな、名前呼ばれとったで」と報告されて、一躍、クラスの人気者になれた思い出があります。 |
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