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●断層鞍部(ケルンコル)と断層突起(ケルンバット) 注)地質・地形用語としてケルンコル・ケルンバットは現在あまり使われなく、断層鞍部、断層突起などが使用されている。
奈良県竜王山系麓の分離丘陵上の古墳と周辺古墳
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古墳の形状 | ||
(イメージイラスト:筆者) | ||
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前方後円墳 円丘の一方に方丘を繋げた古墳。大型の物が多く、支配者的人物の墳丘か。 | 帆立貝式古墳 前方後円墳のバリエ−ション。前方部の長さが後円部の径の4/1以上、2/1未満の物を言う。4/1未満の物を「造出し付き円墳」と言う。 | 柄鏡式古墳 前方後円墳のバリエーション。くびれ部分の幅と前方部先端部分がほぼ同じ物を言う。前方部は後円部に比べ低い。 |
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前方後方墳 方丘の一方に方丘を繋げた古墳で前方後円墳に比べやや小型。 | 円 墳 円錐形の頂部を切り取った形の古墳。小型の物が多く、群集墳に多く見られる。 | 方 墳 四角錐の頂部を切り取った形の古墳。日本海側の一部に見られる四隅が突出した「四隅突出型方墳」等、弥生時代の墳丘墓との関連が考えられている。 |
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上円下方墳 方形の墳丘の上に円形の墳丘が造られた古墳。 発掘例は少ない。 | 八角形墳 八角形の墳丘が積み上げられた古墳。古墳時代後期、天皇墓・地方有力首長墓に見られる。 | 双方中円墳 円墳の両端に方形の突出部が有る古墳。発掘例は少ない。 |
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双方中方墳 方墳の両端に方形の突出部が有る古墳。発掘例は少ない。 | 双円墳 二つの円墳をつなげた形の古墳。発掘例は少ない。 | 六角形墳 現在発掘例は三例しかない珍しい形状で八角形の天皇墳に次ぐ格式ある人物の被葬が考えられている。 |
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四隅突出形墳丘墓 四角形の四隅が外へ延びた形態を持ち、主に日本海側に多く見られ、弥生時代の墳丘墓の一種とされる。 | ||
石室の構造(埋葬方法) | ||
![]() ![]() ![]() 竪穴式石室(槨) 周囲を石組みの壁で作り、埋葬後上部を天井石で塞ぐ形式。 一人の埋葬を基本とし、前期から中期の大型古墳に多く用いられた形式。 写真右:東之宮古墳の竪穴式石槨と天井石(愛知県犬山市大字犬山) 全長約70m、幅約47m、古墳時代前期中葉(3世紀後半から末)の前方後方墳 三角縁神獣鏡4面を含む銅鏡11面等多くの遺物を出土した東海地方最古級クラスの古墳 | ||
![]() ![]() ![]() 横穴式石室 石室(玄室)より通路(羨道)を通じ墳丘側面に開口部を持つ石室構造。 追葬など複数の埋葬が可能。古墳の大小に関わらず中期以降の古墳の主流をなす形式。 写真右:桜生(さくらばさま)史跡公園内円山古墳(滋賀県野洲市小篠原) 直径28m、高約8m、6世紀初めの円墳 内部には熊本阿蘇凝灰岩を刳り抜いた家形石棺と 奈良大阪県境二上山凝灰岩で作られた組み合わせ式石棺が見つかった。 また盗掘を受けているものの装飾刀始め多くのガラス玉、鉄器、耳飾り等多数の遺物が出土した。 他に 石組み石室を持たず、割竹形木棺などを粘土槨で覆った形式や 石棺を直接埋葬する形式、終末期には横口式石槨などが有ります。 | ||
各部の名称 | ||
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