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月下美人 (2003年7月・株B)



2003.7.1(TUE)

開花しそうなつぼみを発見!
今年は咲かないと思っていたのでビックリです。
毎日観察をしていたのですが、
なぜかこのつぼみには気づかず・・・。
今日、この大きさになって初めて気づきました。
茎節(葉)からの全長は8ミリ。
花になる部分の方が大きく見えます。



2003.7.2(WED)

昨日より2ミリ成長して1センチになりました。
全体的にふくらんでいるのか、
花になる部分と花を支える花筒の区別が、
はっきりしません。



2003.7.3(THU)

今日の成長は3ミリ。
全長は1.3センチになりました。
少しずつ成長していますね。



2003.7.4(FRI)

今日の成長も3ミリで、全長1.6センチ。
つぼみを包むがく片も広がってきました。



2003.7.5(SAT)

4ミリ伸びて2センチ。
毎日の写真を比べても、微妙に成長していますね。
と思ったら、今日はサンセベリアの花が開花。

マイナスイオンを発生するとの事から、
超ブームになったサンセベリア。
私もブームの中で株分けしていただいたのですが、
その、サンセベリアの花が開花しました。
6月の中旬に花芽が伸びている事を知り、
徐々につぼみがふくらんで、今日の開花です。
咲いている花は7つ。
まだまだつぼみがあるので、これからも楽しみです。

これが花のアップです。
くるんとカールしている白い花弁は
正面から見て直径2.5センチ。
おしべ、めしべの長さはそれぞれ2センチでした。
香りはチョコバナナに似ていて、
強くて甘い香りが広がっています。
サンセベリアの開花は珍しいとも聞きますが、
もしかすると月下美人より貴重なの?



2003.7.6(SUN)

昨日より5ミリ伸びて茎節からの長さは2.5センチ。
花の部分と花筒が、それぞれ半分ずつの長さで、
花の部分がふくらみ、明確に区別ができます。

昨日に引き続き、今日のサンセベリアの開花も7つ。
よ〜く観察してみると、昨日開花した花はしぼんでいます。
と言う事は、花の命は一夜。
夕方に開き、明け方にしぼみます。
月下美人よりは長いけれどね。



2003.7.7(MON)

七夕の今日、新たな出逢いがありました。
その出逢いとは、白い桔梗。
春から育てている白い桔梗が、今日開花。
2年前からいる紫色の桔梗は6月中旬、満開に。
並んで咲いたらきれいだろうなぁ。


今日の月下美人のつぼみは全長3センチ。
花の部分は最大で長さ1.2センチ、幅7ミリです。
西を向いているつぼみですが、微妙に南へ先を伸ばしているようです。

サンセベリアの開花は今日も7つ。
一昨日に7つ、昨日に7つ、そして今日も7つだから、
スリーセブンってところかな。
あっ、今日は7月7日だから・・・77777?



2003.7.8(TUE)

5ミリ成長して3.5センチ。花の部分は長さ1.5センチ、幅7ミリ。
それでも少しふくらんだような印象です。
やはり微妙に南へ進路変更中。

サンセベリアはチョコバナナの香りを放ちながら、今日は9つ咲きました。



2003.7.9(WED)

今日も5ミリ成長して4センチ。花の部分は長さ1.7センチ、幅8ミリ。
それでも少しふくらんだような印象です。
やはり微妙に南へ進路変更中。

サンセベリアは今日、19の花を咲かせて満開です。



2003.7.10(THU)

1センチ成長して5センチになったつぼみ。
花の部分は長さ2センチ、幅9ミリ。
がく片の間に見える白色も目立つようになってきました。

サンセベリアは、上のほうに12の花を咲かせています。



2003.7.11(FRI)

6センチになったつぼみ。今日の成長も1センチでした。
花の部分は長さ2センチ、幅9ミリと、昨日と同じ大きさ。
花筒が伸びています。

サンセベリアは、全体的に12の花を咲かせ、
先に咲いた花が散りはじめました。



2003.7.12(SAT)

7.5センチ。
昨日より1.5センチ伸びています。
花の部分は長さ2.5センチ、幅1センチ。
実るほど頭を垂れる月下美人?
先端を下げはじめました。

サンセベリアは今日も12の花。



2003.7.13(SUN)

2.5センチ成長して、10センチになったつぼみ。
花の部分は長さ3センチ、幅1.3センチです。
昨日より更に頭を下げました。

サンセベリアは2つの花を咲かせました。
今日が最後かな。



2003.7.14(MON)

昨日より更に頭を下げたつぼみは11.5センチ。
1.5センチの成長と短いのは、4月の気候だからかな。
花の部分は昨日と同じで、花筒を伸ばしました。



2003.7.15(TUE)

下げた頭を微妙に南へ向けたつぼみ。
全体は13センチ、花の部分は長さ3.5センチ、幅1.3センチ。
1.5センチの成長は、今日も涼しかったから?。



2003.7.16(WED)

先端を少し持ち上げはじめたつぼみ。
昨日まではメジャーを当てるだけだったが、
今日からは形に合わせて曲げながらの計測です。
長さは16センチ、花の部分は長さ4センチ、幅1.5センチ。



2003.7.17(THU)

全体の長さは18センチ。
花の部分は長さ5センチ、幅1.7センチ。
つぼみを更に持ち上げています。
ここで訂正。
実るほど頭を垂れる月下美人ではなく、
実る途中頭を垂れる月下美人ですね。
これからは頭を上げていきます。

先日から咲いている白い桔梗の隣で
今日はエンゼルトランペットが開花。
エンゼルトランペットは朝鮮朝顔とも呼ばれている花です。
白い花と白い花。
サギ草もトキ草も月下美人も・・・もしかしてうちは白ばかり?



2003.7.18(FRI)

4センチの成長で全体が22センチになったつぼみ。
昨日よりも更に頭を上げ、横から見ると「U」の字みたいです。
花の部分も徐々にふくらみ長さ6センチ、幅2センチ。
開花まではもう少し。



2003.7.19(SAT)

26センチに成長したつぼみ。
花の部分は長さ7センチ、幅2.5センチと、
ふくらみを見せています。
開花は・・・21日かな。

サギ草「暁」に花芽が出てきました。
「銀河」と「青葉」はまだ葉だけ。

同じ株の別のシュート(枝)に生える茎節(葉)につぼみ!!!
すでに2センチに成長していますが、今日はじめての発見です。
こちらのほうが赤いのですが、それは
成長しているつぼみは株の上の方にあるので、
屋根に隠れて太陽の光が当たりにくいのに対して、
こちらのつぼみは株の中央付近にあり、
太陽の光に当たっているからです。



2003.7.20(SUN)

30センチになったつぼみ。
花の部分は長さ8センチ、幅3センチと、
更にふくらみました。

小さなつぼみは2.5センチ。
成長しています。



2003.7.21(MON)

お昼の様子です。
昨日よりも花を下げました。
つぼみ全体は33センチ。
花の部分は長さ11センチ、幅4センチです。
自ら開花の準備を進めているのですね。

お昼のつぼみを正面から。
先には白い花弁が少し見えています。

開花は今夜?

午後7時のつぼみ。
全長は35センチに成長し、
先を1.5センチ開きました。



今年、月下美人は咲かないと思っていました。
観察をはじめた2000年からも順調に、毎年花を届けてくれた月下美人。
1998年に1輪
1999年に1輪
2000年に1輪
2001年には4輪も。
例年、月下美人の越冬は室外でした。
東京といえども、真冬には雪も降ります。しかしそんな中で月下美人は耐えていました。
最低生育温度が6度の月下美人、
降る雪に風が吹けば、気温は氷点下になる時もあったでしょう。
このような私の育て方は、思いっきりの間違いです。
そんな中で毎年の開花は、月下美人にとっても必死だったと思います。
そもそも本来の正しい育て方をすれば、すでにいくつもの花を咲かせる程に成長している年月。

2001年に4輪咲いた事から、正しい生育方法なら多くの開花を望めるはず。
そこで、2001年から2002年にかけての越冬は室内で行なう事としました。
これが本来の姿です。暖かな環境で冬を過ごせば月下美人も元気になります。
冬をはじめて室内で過ごす月下美人は、
真冬でも成長を続け、どんどんと枝葉を伸ばしました。

2002年春、立派になった株。
月下美人の開花は早ければ5月ですから、期待はふくらみます。
しかし、冬の間、株の成長に力を使ったからか、
慣れない環境に季節感を失ったのか、
そもそも私の生育方法が間違えていたからか、この年の開花は1度だけ。
それも開花促進剤を使用し、9月になってからの開花です。

株の充実がはかれたものの開花面で考えると、室内での越冬は正しいのか・・・
少々の疑問を生じながらも、
2002年から2003年にかけての越冬は室外で行なう事としました。

とても寒い冬。
昨年は暖冬でしたが、今年は・・・
暖かな冬を室内で過ごし、この寒い冬を外で過ごした月下美人。
2003年春、その姿は哀れでした。
暖かくなるにつれ、どんどん枯れいく葉。
緑の葉は赤くなり、やがて茶色となり硬くなります。
寒さで株自身が枯れたのか、新緑とは縁遠い現状。

この状態では今年の花は無理。
それ以前に、この株は枯れてしまったかもしれない。
新たに挿し木している月下美人も、まだ開花株まで成長してはいない。
今年、いや来年も、月下美人の開花は無いであろう・・・と。
どんなに反省しても、とりかえせないのですが、
もしも株が生きているとしたら・・・
せめてもの償いとしてビタミン入りの活力剤を1度だけ施しました。

それからはあまり月下美人に眼を向けていません。
サギ草やトキ草に必要以上に夢中になっていたのも、
月下美人から自分の気持ちを離そうとしていたからでした。
そんなある日、小さな葉の発芽を眼にします。
そして徐々に徐々に、枯れてしまった空間を補うかのように、
若々しい緑色の美しい葉が、どんどんと成長しました。

生きていた。
それだけでうれしかったのですが、
今年の開花が無い事を、いつ皆さまに伝えるべきか・・・
今回、つぼみを見つけたのは、そんな中での出来事でした。
生き続けているだけでありがたいのですが、花まで。
月下美人の開花に、慣れていた自分もいたのですが、
今回は少し特別な気持ちです。






   



午後7時に先端を1.5センチ開き
午後8時には5センチ
そして午後9時に満開となりました
中央花弁の直径は7センチ
がく片を含めた総直径は22センチ
奥行は10センチ
とても良い香りを漂わせ
花の美しさを楽しませてくれました


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