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コロ記

今日のコロ


2001年8月10日(金)

今日はうれしい発見がありました
タンスの中を整理していると
見覚えのある黄色い布切れが出てきたのです
その瞬間はうれしくて
飛び上がりそうな気持ちでした


小学校6年生の時
家庭科の授業で
エプロンを作る事になりました
刺繍とフェルトを使い
それぞれが作品を作ります

この時私は家庭科の先生に1枚の写真を見せました
それはコロの写真でした
「先生、猫を刺繍します」
先生は驚きました
「難しいよ、大丈夫」
私は絶対にやろうと思っていました
むしろ私には
猫の刺繍以外には発想がなかったのかもしれません


昭和56年11月8日に行われる展覧会に出品する作品です
まにあわないとは言えません
遊びから帰ると毎日
時には針を指に刺しながら
刺繍を続けた憶えがあります

今日見つかった黄色い布切れは
このエプロンだったのです
展覧会に展示した時の
私の説明文と共に

題名「エプロン」
ししゅうではサテンステッチのねこの頭は、
こまかくできたけど、どうのほうは、
おうまかになってしまいました。
ひもはめんどうなので
うしろでくっつくように
マジックテープをつけました。


そしてもうひとつ
先生からの手紙も一緒に保管されていました

ネコのししゅう
最初写真をもってきて
こんなむずかしいのやるのかなと
先生思いましたが
本物のネコのようにすばらしい
ししゅうとなりましたね
このネコをとってもかわいがっているんだなあと
感じられます
先生にいろいろ質問に来たりして
意欲的にこのししゅうにとりくんでいましたね
魚の部分もフェルトでよく工夫し
ネコと魚のアイデアいいです
大変よくがんばりました


本当はコロと同じ
トラ猫の刺繍をと考えていましたが
虎模様に色を変えていく技術が私には無く
コロの写真を元に
三毛猫の刺繍が完成しました
本当は魚の部分も刺繍の予定でしたが
時間が無くなり
フェルトで完成させることになりました

この時の先生の喜びを
いまでも覚えています
それは難しいと思われた事と共に
私が少し問題児だったからかもしれません
そのうれしさからか
エプロンの写真は卒業アルバムにも載せられました


エプロンをゆっくり見ていたら
コロの毛がついています
きっと1歳くらいの時の物です


もしかすると
この当時の私も
つい最近の私も
まったく変わっていないような
気がしています


へたくそですが・・・両脇からはネズミが・・・



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